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(ataeーside)
Miss youは途中で暗転すると、センターステージに立つ2人だけにライトが照らされる。
浦「もう君が僕の胸に 顔を埋める事はないかもしれない」
ビブラートをきかせて、ドームに響き渡る直也くんの声。
西「ずっと溶けないまま 降り積もる」
優しく声量を上げていく、にっしーの声。
今では詩以外の全員が自分のソロパートを持ってるけど、やっぱり元々メインボーカルやったこの2人の歌唱力は圧巻で。
改めて才能の違いを見せつけられる。
ーーまあ、昔とはちゃうけど
それこそデビュー前、メインボーカルの実力が羨ましくて、自分には無理やと諦めて。
あの時の自分に教えてやりたい。
その悩みはちゃんと乗り越えられるもんやからって。
周りの人間はライバルでもあるけど、信頼できる仲間でもあるからって。
メンバー皆、得意なものと不得意なものがあって。
俺には俺の出来ることがある。
壁に当たった時は、皆に頼ればいい。
そう思えるようになったら、トラウマなんてないように感じられた。
再び会場が照らされれば、大きな歓声と共に止まっていたメンバーも動き出す。
この演出、最初に思いついたのは詩で。
詩だけやない。
みんなの拘りが、今回の公演には沢山ある。
横目でファンの様子を見てみると、泣いている子が目に映る。
ーー感動、してくれたんかな
ライブ中、涙を流すファンの子を見る事はよくあって。
俺らの姿が見えたことに感極まる子もおれば、演出に感動してくれる事も。
基本的に、どちらかと言えば見たいのは涙やなくて笑顔やけど。
ーーここまで感動してくれるのは、嬉しいなぁ
涙を流しながら、それでも頬を上気させたように此方をまっすぐに見ている姿が見えると、すごく嬉しくなる。
客席からしか見えんステージもあるけど。
ここから見える客席の景色は、俺らだけの特権。
ファンの笑顔を見たい。
ファンの声を聞きたい。
ファンを近くで感じていたい。
それが叶うライブが昔も今もこれからも俺はずっと好きやな、と。
ステージに立つ度に、何度だって思う。
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海(プロフ) - ももたろうちゃんさん» ありがとうございます！凄く嬉しいです(^^)マイペースですがこれからも頑張ります！これからもよろしくお願い致します。 (2020年3月8日 17時) (
レス) id: 37dc25736a (このIDを非表示/違反報告)
ももたろうちゃん - この小説大好きです！更新頑張ってください。応援してます（*^_^*） (2020年3月8日 14時) (レス) id: 37be2dc889 (このIDを非表示/違反報告)
海(プロフ) - Takatakaさん» ありがとうございます！かなり長い話になってしまっているので、そう言ってくださると嬉しいです。完結までもう少しかかりますが、丁寧に書いていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 (2020年3月7日 9時) (レス) id: 37dc25736a (このIDを非表示/違反報告)
Takataka(プロフ) - まだまだ続けくのは嬉しいです、更新楽しみにしてます (2020年3月6日 14時) (レス) id: 46a14b564f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海 | 作成日時：2020年3月5日 20時
