17 ページ18
(youーside)
ライブの始まる瞬間は何度経験しても緊張する。
身体の奥底から湧き上がってくるような高揚感。
マイクをギュッと握って、立ち位置につく。
ゆっくりとステージが上がって、胸に響くほど大きな歓声と共に、沢山の客席が目に入った。
「「「Every leap is possible in this world」」」
何千、何万という光。
ペンライトが揺れて、一つ一つが輝きを放っていて。
ーー綺麗…、
こんなにも綺麗な景色があるなんて知らなかった。
思わず涙が出そうになるけれど、それ以上に楽しみが勝る。
LEAP of FAITH
愛してるのに、愛せない
SHOUT & SHAKE
Charge & Go!
何度も話し合って決めた曲達。
私達の気持ちが高まっているのと同様に、お客さんのボルテージも上がっているのが伝わってくる。
メインステージからセンターステージへメンバーとパフォーマンスした後は、予定通りトロッコに乗って会場を回る。
西「こんなにもあなたが」
西貴「近くにいるなんて」
末「I never feel good」
貴「想い溢れる」
秀太の肩に頭を乗せて、メロディーを重ねる。
少し癖のある歌声の秀太には、柔らかく合わせるように。
伊「Oh, love you.. because I love you」
宇「この夏は」
宇貴「きっと」
実彩子にはまっすぐな歌声を重ねて。
曲にもよるけど、何年もずっと試行錯誤を繰り返してきた。
メンバーの歌声は多分、ファン以上に…本人以上に理解してるつもりだ。
日「言葉に全てを託すから確かめて この先の先も さぁ君のそばにいさせて」
秀太と真司郎と千晃と。
4人集まって指を差し合って。
ファンの子達にも笑いかける。
目が合えば、嬉しそうに笑顔を見せてくれる皆が大好きで。
ファンの近くに行けるトロッコは、ライブの中でもお気に入り。
どれだけ会場が大きくなっても、変わらない距離感でいたい。
その思いはメンバー皆が持ってるから。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 382人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
海(プロフ) - ももたろうちゃんさん» ありがとうございます！凄く嬉しいです(^^)マイペースですがこれからも頑張ります！これからもよろしくお願い致します。 (2020年3月8日 17時) (
レス) id: 37dc25736a (このIDを非表示/違反報告)
ももたろうちゃん - この小説大好きです！更新頑張ってください。応援してます（*^_^*） (2020年3月8日 14時) (レス) id: 37be2dc889 (このIDを非表示/違反報告)
海(プロフ) - Takatakaさん» ありがとうございます！かなり長い話になってしまっているので、そう言ってくださると嬉しいです。完結までもう少しかかりますが、丁寧に書いていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 (2020年3月7日 9時) (レス) id: 37dc25736a (このIDを非表示/違反報告)
Takataka(プロフ) - まだまだ続けくのは嬉しいです、更新楽しみにしてます (2020年3月6日 14時) (レス) id: 46a14b564f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：海 | 作成日時：2020年3月5日 20時
