〜HORIZON〜12th

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(uno-side)


最近話題の、フワフワのパンケーキが人気の店に詩と2人で来た。



宇「んー！うまっ」


「ホイップクリームも美味しい！」



明日からリハーサルで福岡に行く予定で、今日は偶然オフの日が重なっていたから、一緒に女子会をすることになった。



「ここ教えてくれたの千晃なんだよね」


宇「もうちょっと子どもが大きくなったら、今度は一緒に来たいね」


「ねー」



お互いに違う種類を頼んで、シェアしながら食べるのが楽しくて。



宇「最近、にっしーとはどうなの」


「この間、珍しくココアをいれてくれたよ」


宇「普段どんだけ亭主関白気質なのよ」



話しながら、顔を見合わせて笑う。



「そういえばこの間、那美ちゃんに会ったけど、また髪型ショートになってた」


宇「那美ちゃんショート似合うもんね」


「うん、私もしてみよっかなぁ」


宇「いやー、詩はロングのイメージで定着しちゃってるから」



詩といると、居心地が良いのは昔から。


どれだけ年月を重ねても、どれだけ一緒にいても変わらないことで。



一度話し出せば、話題は尽きない。









宇「あのさ、」


「ん？」


宇「１つ、報告がありまして」



だからこそ、私も。



宇「まだ発表は先になるんだけどね」


「うん？」



大事なことは、1番初めに詩に伝えたいと思った。





宇「来年の2月にソロデビューする事が決まりました」





千晃が卒業してから。


みさちあのユニットは無くなってしまって、それから話には上がってた。



私以外はみんなソロでも活動していて、それを羨ましく思うこともあったけど、同時に「私はAAAだけで」という考えもあって。



ただでさえ、グループとしての体制が変わって、ファンの子達も不安に思ってるのは分かってたから。



私だけはグループで、みんなの活動を見守っていよう。みんなが戻ってきやすい場所になろう。そう考えていた。





その考えが変わったのは、詩を始めとして、AAAとしても色々と環境が変わったからで。

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