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(unoーside)
ライブ直前、この日の為に用意された衣装を着て、全員で写真を撮ってから。
宇「詩、撮ろ」
「うん」
毎回恒例、女子メンバーだけでも写真を撮る。
いつもは千晃もいたから、2人だと少し寂しく感じるけど。
浦「カメラマンしよっか」
宇「お願いしまーす」
直也くんにスマホを渡して、2人でピースサイン。
日「相変わらず好きですねー」
浦「はい、日高もハイチーズ」
日「いえーい」
末「ノリノリじゃねーか」
茶化してきた日高くんだけど、自分がカメラを向けられれば嬉しそうにポーズを決めていて。
宇「ちょっとー、私のフォルダに日高くん増えたんだけど」
日「待ち受けにしても良いよ」
宇「要らんわ」
寂しさも、緊張もある。
だけど、それ以上にライブへの楽しみがあって。
自然といつも通りの空気になる。
ス「5分前です」
浦「よし、円陣くもう。詩、あれよろしく」
與「ホンマに毎回恒例にすんねんな」
「あはは」
少しだけ可笑しそうに笑った詩は全員の目を見回して。
「それでは!Attack All Aroundの精神で!」
浦「いくぞっ!」
「「「おーー!!!」」」
優しくて芯のある詩の声と、力強く引っ張ってくれる直也くんの声。
そこにみんなで声を重ねれば、準備は万端。
宇「詩、手繋いでいかない?」
「良いね」
日「いや、片手にタオル、片手にマイクでどうやって手を繋ぐつもり?」
西「あれ、俺のタオルどこ?」
與「は?にっしー自分で持っていく言ってたやん」
西「あ、忘れてきた」
與「は!?」
末「馬鹿やん」
浦「ちょっ、莉子ちゃん!にっしーがタオル忘れてきたって」
莉「はあ!?取ってくるから待ってて下さい!」
直前にバタバタと、ちょっとしたトラブルはあったけど。
ス「オープニング流します!」
浦「行くよ!」
リリマリの前走と共に、私達は歓声聞こえる外へと駆け出していった。
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海(プロフ) - もえさん» 初めまして、コメントありがとうございます!またまた不穏な展開になって参りましたが、マイペースに更新していきますので、見守って頂けると嬉しいです。これからもよろしくお願い致します! (2020年7月20日 22時) (レス) id: 37dc25736a (このIDを非表示/違反報告)
もえ - 初めまして、いきなりコメント失礼します。いつも楽しみに読ませてもらってます!主人公がこれからどうなるのか凄く気になります。これからも更新楽しみに待ってます!! (2020年7月19日 16時) (レス) id: 3ff6af9b82 (このIDを非表示/違反報告)
海(プロフ) - Okymtyu1さん» ありがとうございます!マイペース更新ですが、出来る限り丁寧に書いていきたいと思いますので、これからもよろしくお願いします! (2020年5月24日 15時) (レス) id: 37dc25736a (このIDを非表示/違反報告)
Okymtyu1 - この小説ほんとにおもしろいです!これからも頑張ってください!! (2020年5月23日 19時) (レス) id: 5c489e2e72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:海 | 作成日時:2020年5月18日 22時