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(youーside)
８人最後のアルバム。
８人最後の雑誌掲載。
８人最後、という言葉を今年に入ってもう何度も聞いた。
聞く度に寂しさを覚えて、だけど新たな門出を実感して。
一歩ずつ。
少しずつだけど、進んでいく毎日。
3月。
千晃の卒業まで1ヶ月を切って。
グループとしてはもう殆ど千晃と共にやる事はないけれど。
同じメンバーとして、もう少しだけ。
そんな気持ちで今日は。
「お、来たかな？」
伊「あ、来た来た。こんばんはー」
「こんばんはー。インスタライブ、始まるよー！」
伊「始まるよー！」
事務所の一室。
ソファーに２人並んで、スマホの前に座ったまま手を振る。
「私、インスタライブ初めてやるよ」
伊「本当に？初めてが私とで良いの？」
「良いじゃないですか。最初から超豪華なゲストに来てもらいましたよ」
ハードル高い！と千晃は言うけれど、コメントを見れば凄く喜んでくれてる事が分かって。
「という事で、改めまして皆さんこんばんは！AAAの綾瀬詩と！」
伊「伊藤千晃です！こんばんはー！」
続々と増えていく視聴者数とコメント。
特に凄いペースで流れていくコメントは目で追うのが難しくて。
「えっと……コメントが読めない！」
伊「押したら止まるんじゃない？」
「え、どう？……こう？」
慣れないというのもあって、少し落ち着かない。
「さて、今日はですね。皆さんもご存知の通り、千晃が今月でAAAを卒業という事で」
伊「はい」
「あ、結婚おめでとうございます」
伊「あ、ありがとうございます。…って詩、緊張してる？」
「してる。みんなの顔が見えないから、どういう反応されてるのか分からなくて」
何喋れば良いの？と苦笑すれば、千晃がコメントを読んでくれる。
伊「困ってる詩が可愛いだって」
「本当に？ただただ慣れてないだけですけど」
さては私が慌ててるのを面白がってるな、なんて思いつつ。
「今日はですね、千晃に卒業のお祝いをしたいと思って、あるプレゼントを用意してきたんですよ」
伊「え？嬉しい！何何？」
多少戸惑いながらも進行を進めていく。
「ですが、その前に私が出すクイズに正解してもらいます！」
伊「クイズ？」
「答えられなかったら、プレゼントは無しだよ」
伊「ええ！？」
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海(プロフ) - もえさん» 初めまして、コメントありがとうございます！またまた不穏な展開になって参りましたが、マイペースに更新していきますので、見守って頂けると嬉しいです。これからもよろしくお願い致します！ (2020年7月20日 22時) (
レス) id: 37dc25736a (このIDを非表示/違反報告)
もえ - 初めまして、いきなりコメント失礼します。いつも楽しみに読ませてもらってます！主人公がこれからどうなるのか凄く気になります。これからも更新楽しみに待ってます！！ (2020年7月19日 16時) (レス) id: 3ff6af9b82 (このIDを非表示/違反報告)
海(プロフ) - Okymtyu1さん» ありがとうございます！マイペース更新ですが、出来る限り丁寧に書いていきたいと思いますので、これからもよろしくお願いします！ (2020年5月24日 15時) (レス) id: 37dc25736a (このIDを非表示/違反報告)
Okymtyu1 - この小説ほんとにおもしろいです！これからも頑張ってください！！ (2020年5月23日 19時) (レス) id: 5c489e2e72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海 | 作成日時：2020年5月18日 22時
