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(itoーside)
卒業を発表してから、メンバーもそれぞれSNSで私へのコメントやこれからの考えをあげていて。
申し訳なさと、嬉しさと……本当に卒業するのだという寂しさと。
様々な感情を抱えながら過ごしていたある日。
○○○@_______
ちあちゃん！Nissyがちあちゃんに向けてBelieve own wayを歌ってたよ！
にっしーのソロライブに行っていたらしいファンの子からの言葉を受けて。
確認をしてみると、にっしーが私の為に歌ってくれていた事を知った。
.
伊「にっしー」
西「おう、仕事？」
伊「トークショーの打ち合わせ帰り。…ありがとね」
西「何が？」
伊「Believe own way」
曲名を言うと、嗚呼と頷く。
西「丁度ソロツアー期間だったし、俺はSNSもやってなかったから」
伊「それでも、だよ」
正直言うと、にっしーが私の為に歌ってくれたのは凄く意外で。
仲が悪いわけじゃないし、寧ろメンバーとして仲良くしてきた方だとは思うけれど。
あまりプライベートでにっしーと会う事はなくて。
そんな彼が、ソロでわざわざ私の卒業について触れてくれたのは意外だった。
西「何よ。そんなに意外だったわけ」
伊「んー…」
西「まあ確かにちょっと冷たい事も言ったけどね。無責任とか言っちゃってごめんね……いや、あれは本心だったけどさ」
伊「それは今は別に気にしてないけど」
にっしーの言葉は正論だったし、メンバーだからこそ言ってくれたのだと、ちゃんと分かってるから。
私が意外に思ったのは、そうじゃなくて。
伊「…怒らないでね」
西「いきなり何。卒業前に俺への不満？」
伊「違う違う」
ずっと、誰にも言ってこなかった。
そういうものだと割り切っていた、私の本音。
伊「にっしーは私の事、どうでも良いんじゃないかなって思ってた」
西「は？」
私の言葉があまりにも予想外だったのか、瞠目したにっしーは、次の瞬間眉を寄せる。
西「…ちょっと来い」
伊「え？」
西「今日の仕事終わりだろ？ゆっくり聞かせてもらおうじゃないの」
ーーあ、地雷踏んだ
西「わだかまり残したまま卒業とかさせねえから」
伊「…はい」
こうなったにっしーに逆らうなんて出来ない。
こうと決めたら一直線で、絶対に流してくれないのは分かってたから。
大人しく後をついて行きつつ、私はふとこれまでの私達の関係を思い返す。
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海(プロフ) - もえさん» 初めまして、コメントありがとうございます！またまた不穏な展開になって参りましたが、マイペースに更新していきますので、見守って頂けると嬉しいです。これからもよろしくお願い致します！ (2020年7月20日 22時) (
レス) id: 37dc25736a (このIDを非表示/違反報告)
もえ - 初めまして、いきなりコメント失礼します。いつも楽しみに読ませてもらってます！主人公がこれからどうなるのか凄く気になります。これからも更新楽しみに待ってます！！ (2020年7月19日 16時) (レス) id: 3ff6af9b82 (このIDを非表示/違反報告)
海(プロフ) - Okymtyu1さん» ありがとうございます！マイペース更新ですが、出来る限り丁寧に書いていきたいと思いますので、これからもよろしくお願いします！ (2020年5月24日 15時) (レス) id: 37dc25736a (このIDを非表示/違反報告)
Okymtyu1 - この小説ほんとにおもしろいです！これからも頑張ってください！！ (2020年5月23日 19時) (レス) id: 5c489e2e72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海 | 作成日時：2020年5月18日 22時
