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(youーside)
ちあちゃんと話して。
一晩ゆっくり考えてみた。
これまでの誤ちや、これからのこと。
考えて、考えて。
末「こんばんは」
「こんばんは、秀太くん」
初めて私は、自分から「今日会いませんか」と連絡を取った。
いつも通りテーブルに、料理を並べていく。
ハンバーグに、手作りのドレッシングがかかったサラダ、野菜スープ。
どれもこれも、私の自信作。
末「うん、旨い！」
何度こうしてご飯を食べても、変わらずに褒めてくれるのが嬉しくて。
次はもっと美味しいものを、と料理本を買ったりもして。
「良かったです」
すべて、この笑顔が見たかったから。
.
末「それで、何かあった？」
食後に珈琲を用意してから、自然とソファに並んで座って。
私の横で、秀太くんは穏やかな表情で口を開く。
末「ひまりちゃんの方からこうやって連絡してくるの珍しいし、何かあったなら話聞くよ？」
今回の件は流石に秀太くんも疑問に思ったみたいで。
トクントクン、と少し煩い胸の鼓動を落ち着かせる。
「秀太くんは、最近どうですか？」
私はそんな質問を返す。
末「最近？」
「はい。お仕事とか、順調ですか？」
秀太くんは一瞬面食らった表情を浮かべたけど、すぐに笑顔が向けられた。
末「まあ新体制になるし、バタバタはしてるけど……何とかなってるかな。次の新曲もツアーも、今は楽しみでもある」
「楽しみなんですね」
末「うん。何だろうなぁ…今までの経験は活かしてくけど、築いてきたものは1度壊して、また作り上げていくみたいな。不安もあるし、ワクワクもする」
その言葉と顔からは嘘なんて感じられなくて。
心から、これからのAAAを楽しみにしてることが伝わってくる。
ーー嗚呼、良かった
秀太くんはちゃんと、もう前を見てる。
「良かった…」
ーー本当に、良かった
ーーこれで、
「…あのね、秀太くん」
ーーこれで、もう心残りはない
わざとらしくも作り上げ、縋り付いていた理由は無くなったから。
「私…秀太くんの事が好きです」
ーーもう、この気持ちを隠すのはやめよう
私も次に、進む為に。
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海(プロフ) - ひろさん» ありがとうございます！私自身マイペースなもので、そう言って頂けると有難いです！これからもよろしくお願い致します^_^ (2020年5月26日 20時) (
レス) id: 37dc25736a (このIDを非表示/違反報告)
ひろ - とても好きです！ゆっくりでも構わないので、更新楽しみにしてます。 (2020年5月26日 17時) (レス) id: 59db8a3c3c (このIDを非表示/違反報告)
海(プロフ) - ゆうさん» ありがとうございます！少し特殊な設定ですが、これからもお付き合い頂ければ嬉しいです(*^_^*) (2020年5月14日 15時) (レス) id: 37dc25736a (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - すごく素敵な作品ですね！ (2020年5月12日 15時) (レス) id: fada27738b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海 | 作成日時：2020年3月17日 22時
