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(youーside)
自分がした事は、いずれ自分に帰ってくる。
悪い事をした子どもが叱られるように。
許されない事をしたものが、相応の罰を受けるように。
樹「お口に合いますか？」
「とても美味しいです」
城間さんとの食事の日。
もうすぐ大阪へ行く彼は相変わらず、私に返事を急かす事はしないでいてくれる。
「来週から大阪に行かれるんですよね」
樹「はい。でも月に1度くらいのペースで東京に戻ってくるので…その時はまたこうして食事をしてもらえますか？」
「…はい」
城間さんはいつも穏やかで。
一緒にいると、私も心が落ち着く。
罪悪感と癒しを同時に感じるような。
そんな気分に浸っていると。
「ひまりちゃん？」
聞き覚えのある柔らかい声。
顔を横に向けると、そこには。
「ちあ…っ伊藤さん？」
伊「偶然だね。ひまりちゃんも此処に来てたんだ」
見知らぬ男性と並んで、シンプルなワンピースに身を包んだちあちゃんが微笑んでいた。
「知り合い？」
伊「うん。雑誌記者さんで凄くお世話になってるんだ。あ、ひまりちゃん、こっちは私の主人です」
「初めまして。高遠です」
「初めまして。妻がいつもお世話になってます」
旦那さんと2人で食事に来たらしいちあちゃんは城間さんに目を留めた。
伊「そちらは…」
城「申し遅れました、城間樹です」
伊「ご友人、ですか？」
城「友人というか…僕達はお見合いで出会いまして、今は彼女に好きになってもらいたいと思ってるところです」
思ったよりも正直に話す城間さんに、心臓が驚いた音を立てる。
伊「そうなんですか。…それじゃあお邪魔しちゃダメですね」
ニコリと笑ったけれど、一瞬ちあちゃんの視線が私に向けられたような気がして。
城「仲良さそうなご夫婦でしたね」
その後も城間さんが話をしてくれたけど、すっかり頭に入ってこなくなってしまった。
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海(プロフ) - ひろさん» ありがとうございます！私自身マイペースなもので、そう言って頂けると有難いです！これからもよろしくお願い致します^_^ (2020年5月26日 20時) (
レス) id: 37dc25736a (このIDを非表示/違反報告)
ひろ - とても好きです！ゆっくりでも構わないので、更新楽しみにしてます。 (2020年5月26日 17時) (レス) id: 59db8a3c3c (このIDを非表示/違反報告)
海(プロフ) - ゆうさん» ありがとうございます！少し特殊な設定ですが、これからもお付き合い頂ければ嬉しいです(*^_^*) (2020年5月14日 15時) (レス) id: 37dc25736a (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - すごく素敵な作品ですね！ (2020年5月12日 15時) (レス) id: fada27738b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海 | 作成日時：2020年3月17日 22時
