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(youーside)
ちあちゃん卒業の日が近づいて来たある日の夜。
詩『改めまして皆さんこんばんは！AAAの綾瀬詩と！』
伊『伊藤千晃です！こんばんはー！』
「あ、始まりました秀太くん！ついに！」
末「うん、俺も見てるから」
興奮する私に、秀太くんは呆れたように笑う。
今日はあやちゃんとちあちゃんが2人揃ってインスタライブを行うと聞いていて。
伊『ひまり、緊張してる？』
詩『してる。みんなの顔が見えないから、どういう反応されてるのか分からなくて』
初めてインスタライブをするあやちゃんは、慣れないシステムにかなり戸惑っているらしくて。
「可愛い…」
末「俺は面白いけど」
「面白くも可愛くもあります」
末「ガチファンやん」
「ガチファンですよ」
食い入るように画面を見つめる私を見て、秀太くんはまた小さく笑った。
その後、あやちゃんが用意したクイズに挑戦するちあちゃんは、次々に正解を述べていって。
末「流石に簡単だなぁ」
クイズはどれも、AAAメンバーに関する事だから。
私達ファンは勿論、ちあちゃんにとっても答えやすいものなんだろう。
詩『それじゃあ第7問、秀太初のソロライブのタイトルは？』
ピクリ、と秀太くんの身体が小さく揺れたのは絶対気のせいじゃなくて。
…心なしか、画面内のちあちゃんの表情も、ほんの一瞬固まったように見えた。
伊『S』
柔らかい微笑み。
その笑顔はとても可愛らしいものなのに。
末「……」
ふと隣を見れば、秀太くんも。
柔らかく、優しく微笑んでいるようにも見えて。
「……」
ーー何だろう、この気持ち
全然そんな場面じゃないのに。
胸がジクジクと痛む。
それから、あやちゃんが新曲を披露してくれたりもしたけれど、あまり集中できなくて。
末「それじゃあ俺はそろそろ帰るよ」
「はい、気をつけて下さいね」
末「ん、おやすみ」
いつも通り秀太くんを玄関で見送る。
「……」
友達になろう。
そう宣言をしてから、変わらず彼との関係は続いていて。
ーー本当は、
弁えなくちゃいけない。
頭の中で、理性がずっとそう訴えかけている。
ーーこのままじゃ、良くないんだよ
友達になりたい、と秀太くんの言葉に甘えて。
私自身が曖昧なままでいる。
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海(プロフ) - ひろさん» ありがとうございます！私自身マイペースなもので、そう言って頂けると有難いです！これからもよろしくお願い致します^_^ (2020年5月26日 20時) (
レス) id: 37dc25736a (このIDを非表示/違反報告)
ひろ - とても好きです！ゆっくりでも構わないので、更新楽しみにしてます。 (2020年5月26日 17時) (レス) id: 59db8a3c3c (このIDを非表示/違反報告)
海(プロフ) - ゆうさん» ありがとうございます！少し特殊な設定ですが、これからもお付き合い頂ければ嬉しいです(*^_^*) (2020年5月14日 15時) (レス) id: 37dc25736a (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - すごく素敵な作品ですね！ (2020年5月12日 15時) (レス) id: fada27738b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海 | 作成日時：2020年3月17日 22時
