29 ページ30
(you-side)
その日、公式ホームページで私の加入が発表され、社長の指示で個人のTwitterも始める事になった。
綾瀬詩 AAA
@aya_aaa_0101
はじめまして、綾瀬詩です。この度、AAAに加入することになりました。メンバーの皆に追い付けるように、皆さんに認めてもらえるように頑張ります。よろしくお願いします!
○○○@____
え、嘘でしょ?
○○○@____
この子って最近ドラマ出てる子?AAAに、合わなすぎじゃね?
○○○@____
デビュー前に脱退した子
○○○@____
まってまって、綾瀬詩ってとっくに辞めたでしょ。出戻り?
○○○@____
AAAを利用するために、ゆかりんを追い出して戻ってきた説
○○○@____
無理無理キモい。ブスのくせにAAAを汚さないで
○○○@____
私、ソロの綾瀬ちゃん応援してたのに……ショック
○○○@____
ドラマ見てちょっと良いなとか思ってた自分に後悔。ただの売名じゃん
○○○@____
AAA好きなのにライブ行く気なくす。この女いるの見たくない
○○○@____
やめてください。AAAの8人目はゆかりんであってあなたじゃない。
わかってはいたけど、私に向けられる言葉の数々の中に、応援の言葉なんて1つもなかった。
AAAのファンも、私を見てくれたファンも、敵に回した今回の加入。
本当に正しいのか、先が見えない不安が今になって私を襲う。
だけど、それよりも。
親友面しないで!と言った実彩子の一言は、思っていた以上に私の心を抉った。
「……練習、しなきゃ」
鳴りやまない携帯の通知を切って、夜のレッスン室で1人曲を流す。
「ほら、きっと叶うChange Your World」
「その声は夢を紡ぐから」
歌いながら踊るのは、1人でやるととても寂しくて。
でも私は他のメンバーより完璧にやらないといけないから。
弱音なんて吐いてる暇はない。
立ち止まって、休んでる暇もない。
次の新曲からは私もメインボーカルとして加わるんだ。
ツアーにだって参加するんだ。
少しでも私を認めてもらうには、努力するしかない。
この時からもう、少しずつ私の心と身体は限界を越え始めていた事に。
私はまだ、気付いていなかった。
※まだTwitter始める時期ではないかもしれませんが、この小説ではやっている形でいきます。
439人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
海(プロフ) - あいさん» こちらこそ再びコメントを頂けて嬉しいです♪ありがとうございます!少し書き溜めてからの公開を考えていますので、もう少しお待ちください。楽しみにして下さってる方がいる事が何よりの励みです!頑張ります!!これからもよろしくお願いします(^^) (2018年3月19日 23時) (レス) id: fc74eeea72 (このIDを非表示/違反報告)
海(プロフ) - まどれーぬさん» こんばんは!大変な時だというのに、わざわざありがとうございます(>_<)明日、普段通りの実力が出せますように…受験頑張ってください!!激励のコメントも、ありがとうございました! (2018年3月19日 23時) (レス) id: fc74eeea72 (このIDを非表示/違反報告)
まどれーぬ(プロフ) - こんばんは〜!明日受験があるのに気になって読ませていただきました〜!これからも頑張って!! (2018年3月19日 19時) (レス) id: 6ca81d105b (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 返信ありがとうございます(*´∇`*)2章楽しく読ませてもらいました(^o^)3章も楽しみにしてます(o≧▽゜)o頑張って下さい☆ (2018年3月19日 18時) (レス) id: 79d2b3f374 (このIDを非表示/違反報告)
海(プロフ) - あいさん» こんにちは、ありがとうございます!次回更新で2章完結予定ですので、暫くお待ちくださいませm(__)mこれからもよろしくお願いします(^^) (2018年3月18日 14時) (レス) id: fc74eeea72 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:海 | 作成日時:2018年2月18日 22時