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(you-side)


私に諭すように、リーダーの言葉は続く。



「AAAに加わるのは、詩にとっては茨の道だと思う。メンバーだって全員が全員歓迎ムードって訳じゃないし、AAAのファンも……今の詩のファンも納得しない人は多いだろうから」



私のファン。


その言葉に、ふとあの女の子──ひまりちゃんの笑顔を思い出す。



……そうだ。


私がしようとしているのは、AAAのファンを憤慨させる事だけじゃない。



私を応援してくれているファンも裏切る事になるんだ。









「……それでも、」



真正面からリーダーを見つめて、ゆっくりと私の思いを告げる。



「私はAAAになりたい」



───一度捨てておいて


───一度裏切っておいて


───何を今更


───どの口が言える



頭の中で、私の考えを非難する声が響く。



それはどれも正論で。



でも、あくまで私が作り出した‘壁’だ。





「AAAは寄せ集めのグループ。だけど皆が素敵な可能性を持ってる。それに私が加わることで何か変わるのなら…」



吉と出るのか、凶と出るのかわからない。



でも、それでも。



「やってみたい」



私は、その先の光景を見てみたいんだ。



誰の為でもなく、私が。









浦「俺はAAAを守りたいと思ってる」



リーダーは真剣な目で私に問い掛ける。



浦「誰よりも辛い思いをしても、それでも詩は綾瀬詩である事を捨てずに、走り続ける覚悟はある?」





私は知らない。



私が抜けてから、デビューしてから。



メンバーが何を見、どんな思いで走り続けているのか。



私は、それに追い付かなくちゃいけないんだ。





「追い付く。ううん、追い越す思いで努力する」









す、と右手を差し出される。



浦「じゃあ忘れないで、その道を走り続けると決めた以上、俺は……俺達は仲間だって事を」





AAAはまだまだ未完成なんだ。


そう言ったリーダーの手は、暖かかった。

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(プロフ) - あいさん» こちらこそ再びコメントを頂けて嬉しいです♪ありがとうございます!少し書き溜めてからの公開を考えていますので、もう少しお待ちください。楽しみにして下さってる方がいる事が何よりの励みです!頑張ります!!これからもよろしくお願いします(^^) (2018年3月19日 23時) (レス) id: fc74eeea72 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - まどれーぬさん» こんばんは!大変な時だというのに、わざわざありがとうございます(>_<)明日、普段通りの実力が出せますように…受験頑張ってください!!激励のコメントも、ありがとうございました! (2018年3月19日 23時) (レス) id: fc74eeea72 (このIDを非表示/違反報告)
まどれーぬ(プロフ) - こんばんは〜!明日受験があるのに気になって読ませていただきました〜!これからも頑張って!! (2018年3月19日 19時) (レス) id: 6ca81d105b (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 返信ありがとうございます(*´∇`*)2章楽しく読ませてもらいました(^o^)3章も楽しみにしてます(o≧▽゜)o頑張って下さい☆ (2018年3月19日 18時) (レス) id: 79d2b3f374 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - あいさん» こんにちは、ありがとうございます!次回更新で2章完結予定ですので、暫くお待ちくださいませm(__)mこれからもよろしくお願いします(^^) (2018年3月18日 14時) (レス) id: fc74eeea72 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2018年2月18日 22時

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