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(you-side)
私の申し出に最初は渋った秀太だったけど、私に根負けして結局は了承してくれた。
女子のパートを私が、男子のメインを秀太が、そして足りないところは補いあって。
勿論ダンスも平衡して。
末「「街はParty on Friday 足取りは快調」」
末「風は爽やか」
末「「断然FridayはParty 気持ちだって好調」」
「君といるから」
思えば、初めて躍りながら歌ったんだ。
端から見れば、やっぱり６人でやる時に比べて、完成度では劣るかもしれないけれど。
２人だけのFriday Partyも、楽しくて。
初めて、ダンスも楽しいと思えて。
「躍りながら歌うって、こんなに楽しかったんだ」
一曲通して終わって言えば、何も言わずに秀太はクシャリと笑った。
「そういえば、秀太ってこんなにも歌上手かったんだね。知らなかった」
メインボーカルを聴くのは初めてで、率直な感想を伝えると、少し目が細められる。
末「……でも、西島や直也くんには劣る」
「そんな事…」
末「これはもう才能やからなー。仕方ねぇだろ」
その分俺はダンスで頑張るから、と言う秀太。
何処か諦めてる。
同じメンバーなのに、そうやって引け目を感じてるのが伝わってきているような気がして。
「私はそんな事思わなかった」
勿体ないと感じてしまう。
「確かににっしーやリーダーの方が客観的に見れば上手かもしれない。だけど、秀太の声は悪くないと思うの。きっと、これからもっともっと伸びるって…そんな気がする」
歌は苦手だなんて一言で片付けてほしくなくて。
「私もダンス、負けないように頑張るから。秀太も頑張ろう？」
ちょっと強引かもしれない。
でも、一緒に歌っていて気持ちよく感じたのは、秀太も歌うことを楽しいと思ってるからだと感じて。
末「……そうだな。メインボーカルには俺も必要だって、いつか言わせてやるよ」
もう、彼との間に気まずさなんてなかった。
その次の日。
私は漸く先生から合格を貰えたのだった。
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miyu - はじめまして！このお話号泣してしまいました（笑）大切な人と自分の夢…どちらを選ぶかって辛い決断ですよね。最後のほう号泣でティッシュひと箱なくなりました（笑）これから続編を見たいと思います！ (2020年9月24日 20時) (
レス) id: 522229740f (このIDを非表示/違反報告)
夏目海(プロフ) - はづこ。さん» ありがとうございます！できれば今週中には続編を作りたいと思っておりますので、今暫くお待ちいただければ幸いですm(__)m (2018年2月14日 23時) (レス) id: fc74eeea72 (このIDを非表示/違反報告)
はづこ。(プロフ) - とても楽しみにしてます！頑張ってください！(*⌒▽⌒*) (2018年2月14日 15時) (レス) id: 8b66f080ab (このIDを非表示/違反報告)
夏目海(プロフ) - あかりんごさん» ありがとうございます！ヒロインとAAAの物語はまだまだ長くなる予定なのでお付き合い頂けると幸いです！今夜もこの後更新予定ですので、暫しお待ちくださいm(__)m (2018年2月5日 17時) (レス) id: fc74eeea72 (このIDを非表示/違反報告)
あかりんご(プロフ) - 毎回更新を楽しみにしてます！続きが気になる終わり方…!!!!!これからひろいんとAAAがどうなっていくのか楽しみです！応援しています！ (2018年2月4日 21時) (レス) id: b2fbf946ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海 | 作成日時：2018年1月5日 13時
