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「こーじ、」
「久しぶり、元気にしとった？」
「…うん、元気。こーじも相変わらず見ない日がないくらい忙しそうやな」
「ん、ありがたいことにな」
上手く話せているだろうか。
突然の展開についていけなくて、頭で考える暇もなく本能のまま話してしまっている。
ここ最近ずっと、画面越しでしか見ていなかった彼の姿が、今目の前にある。
緊張と少しの嬉しさでバクバクと心臓は音を立てながら早くなっていく。
「なんで私の事こっちに連れてきたん？」
「ん？…あー……なんか困ってるような気ぃしたから」
「俺の勘違いやったらごめん！」と顔の前で両手を合わせたこーじ。
こーじにはきっと、なんでもお見通しなんだろう。
「ううん。助けてくれてありがとう」と返すとほわっと笑った彼が「ほんとはそれだけやないんやけどな」と呟いた。
「？…どういう意味？」
「…Aが他の男と距離近いの、嫌やってん」
「は…え、それ、どういう、」
ぐっと縮まった距離。
あと数ミリで唇と唇がくっつきそうな、そんな距離。
「こーじ、」
「なぁ、2人で抜け出さへん？…ここまで来て、ノーとか言われたら俺、立ち直られへんで」
なんて狡い男。
そんなの、答えなんてひとつしかないと言うのに。
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糸山露子(プロフ) - さっくんのお話し続きが読みたい (8月1日 4時) (
レス) @page4 id: b4b34b6799 (このIDを非表示/違反報告)
ツキ - その作品を読む私が変態ですが、好きです！本当に好きです！続き、待ってますので！！！ (7月31日 1時) (レス) @page14 id: ee6d8975d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うみ | 作成日時：2023年7月27日 11時
