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朝から何も食べていないとお腹を空かせていたらしい矢花くん。皆で買ってきたお粥やゼリーを渡すと、嬉しそうにしていた。
｢ケホッゲホッ、んん゛ッ｣
｢しんどいよね？ごめんね、早めにお暇するね｣
｢あ、いやっ、全然居てもらって｣
｢ずっと居て欲しいって｣
｢こ゛ん゛ぴ゛ー゛！｣
火照った顔が更に赤くなり、ガスガスの声が高く響いた。あの有名な映画の冥界の神様みたい。熱で浮かされた瞳がうるうるで可愛い。そんな矢花くんを見てニヤニヤしていた今野くんは、菅田くんにメッ！と怒られていた。
｢矢花くんゼリー食べる？｣
｢うん、たべる･･････｣
｢そういえば2人とも敬語外れたんだ｣
冷蔵庫にゼリーを取りに行くと、リビングで大光と寛いでいた本�發�んに声を掛けられた。｢仲良くなったんだね〜｣と言われ、ちょっぴり嬉しい。個人的にも距離は縮まったと感じていたけど、周りの人にそう言われるとより実感する。
｢2人で遊園地行ったから｣
｢あ〜言ってたね、ていうか矢花全然その話してくれないじゃん。聞かせろよ｣
｢え〜やだよ･･････｣
｢なんで？｣
｢なんでも･･････｣
そう言ったきり矢花くんは持ってきたゼリーを食べることなく、1人ベッドの上で眠ってしまった。初めて見る矢花くんの寝顔はとても愛らしかったけど、写真に収めるのはちょっと卑怯な気がしてやめた。
｢このまま寝るんかな｣
｢どうだろうねー、ばなさんがちゃんと寝てる所普段見た事ないし｣
｢目覚めなかったら怖いし、一応起きるまで待つかあ｣
彼らの独特な会話が不謹慎すぎて笑ってしまう。皆で矢花くんが目覚めるまで待つ流れになったので、私もベッドの前で座っていると本�發�んが隣までやってきてちょこんと腰掛けた。
｢ライブ以来、ですよね｣
｢そうですね！キーボード、すごかったです｣
｢やったあ｣
大きくて丸い目が嬉しそうに輝いた。すごく目がキラキラしてる、少女漫画に出てくるみたい。
｢矢花遊園地行った話全然してくれなくて、ていうか小瀬さん関係の全般。たまに大光に言ってるらしいんですけど｣
｢ああ〜･･････｣
確かにさっきも矢花くん渋ってた。何でだと思います？とニコニコした笑顔で問われたが、何も分からない。正直に分からない事を言うと、本�發�んはキラキラした目を緩めて口を開いた。
｢多分、こいつ小瀬さんの素敵な所を俺達に知られるのが嫌なんだと思うんです｣
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しあわせならあくしゅしよ(プロフ) - ☆さん» （ ; ; ）ありがとうございます！お待たせしてしま申し訳ないです、書く気力がじわじわ戻りつつあるので最後まで楽しんでいただければと思います･･････‼️ (11月1日 19時) (
レス) id: 8632b5f5bd (このIDを非表示/違反報告)
☆(プロフ) - すごく好きなお話です！更新楽しみにしてます💖 (10月30日 2時) (レス) id: 576c521bf5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うみ | 作成日時：2023年7月23日 21時
