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昼休み、食堂で速攻友達に共有した。
「なんてことがあった訳ですよ！」
「え〜！やばいね！滅多にそんな話しないAが言うんだから、ガチなんだね」
帰ってからお風呂に入る時も、スキンケアしている時も、挙句の果てには寝る時でさえもあの素敵な笑顔は脳内を占めていた。
夢に出てきた時は、流石に飛び起きて「病気だよ･･････」と呟いてしまうほどに。
「でも勿体無いね〜！折角そんな感じだったんなら、『お礼しますから家来ませんか？』とか『連絡先交換しませんか？』とか何でもし放題だったのに！」
「連絡先は交換しようとしたの！でも終電間に合わないって言って急いで帰っちゃって･･････」
友達は酷く哀れんだ表情で「終電は仕方ない」とオムライスを口に入れた。終電に勝てる奴は誰も居ないらしい。
「じゃあそんなAちゃんにとっておき！元気になれるプレゼントを差し上げたいと思いまーす！」
「え、何？」
はいどうぞ、と友達が取り出したのは1枚のフライヤー。内容は対バンライブの宣伝で、何組かのバンドが出演するらしい。でもこれがどうして私の元気の源になるんだろう。
「それ佐々木大光出るらしいよ」
「え、大光？」
「そう、この『7 MEN 侍』ってバンドに出るんだって。A知らなかったん？なんかあらゆる所で宣伝してたよ」
佐々木大光は私の家の隣に住む幼馴染。小さい頃からドラムをしていたのは知っていたけど、バンドを組んでて対バンライブに出られる程だとは。いつも家に行けば『大光チャレンジ』と称した奇行に付き合わされるか、夢の国に連れていかれるかでそんな素振りひとつも見せなかった。
「A、佐々木大光と仲良しでしょ？かっこいいドラムさばき見てきてさ、あわよくば惚れちゃったり･･････！」
「大光は絶対無い！」
「俺が何ー？」
「ギャッ！」
昼食が乗ったトレーをダン！と私の前に置くと顔を覗き込む大光。怖･･････今心臓大分縮んだと思う･･････。
「あ！それ俺らが出るやつじゃん」
「うん。Aが今元気ないからさ〜、コレ見に行って元気出しなって喋ってたところ」
「A元気無いの？俺と夢の国行く？」
「大丈夫行かない」
ざっくりした返答がお気に召したのか、ニヤニヤ口元を弛めて友達の元へ帰っていく大光。あんなのだけど一応幼馴染だし、久しぶりにドラムを叩いてる姿は見たい。予定も無いし、友達連れて参加してみようかな。
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しあわせならあくしゅしよ(プロフ) - ☆さん» （ ; ; ）ありがとうございます！お待たせしてしま申し訳ないです、書く気力がじわじわ戻りつつあるので最後まで楽しんでいただければと思います･･････‼️ (11月1日 19時) (
レス) id: 8632b5f5bd (このIDを非表示/違反報告)
☆(プロフ) - すごく好きなお話です！更新楽しみにしてます💖 (10月30日 2時) (レス) id: 576c521bf5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うみ | 作成日時：2023年7月23日 21時
