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｢じゃあ、矢花くんが幽霊にビビった声で起きたのか｣
｢そう。でも俺の家でイチャイチャするAと矢花も悪いだろ！あんな暗い所でコソコソ喋ってたら聞き耳立てたくもなる｣
｢それはほんとごめん｣
大光の証言では、矢花くんが幽霊にびっくりした声に自分も驚いて目が覚めたけど、私と矢花くんが話しているのに気付いて静かに話を聞いていたらしい。イチャイチャしている自覚はなかったけれど、そう聞こえたのなら申し訳ない。
｢しかもさ、普段俺以外の男に話しかけないくせに矢花に彼女いるのか聞いてるし｣
｢いや･･････もうちょっとやめて･･････｣
口喧嘩では負けないと宣ったが今回は分が悪すぎる。ニヤニヤ笑う大光に手を挙げて降参を願うが、こういう時の大光はめちゃくちゃ強い。人の弱みを握った時光り輝く男だ。追い打ちをかけるようにして私に質問責めしてくる。
｢実際のところどうなん？好き？｣
｢いや〜〜〜まあまあまあ｣
｢付き合いたい？｣
｢まあまあまあ｣
｢俺信用されてないの？｣
｢そうに決まってるでしょ｣
｢マジか〜｣
｢これ絶対本人に言わないでね。言ったら本気で怒るよ、矢花くんの負担になりたくないの｣
念を押しておかないと口を滑らせるかもしれない。おっけー、と呟いた大光は机の上に突っ伏し、布団をベッドの上に放り投げた。
｢なんかさあ、姉ちゃんが結婚相手連れてきたと思ったら相手がクラスメイトだった気分だわ。若干気まずい｣
｢別に結婚してないし付き合ってすら無いから。勝算なんて全くだし｣
｢いや･･････それは。てかそれなら自主練の日俺の家来ればよかったのに｣
｢だから負担になりたくないんだって〜。ライブに参加して、たまにあの素敵な笑顔で私を見てくれたらそれで満たされるの。片思いは自己満足だよ｣
そんなもんかねえ、とボヤく大光にそんなもんだよ、と心の中で返した。
｢まあでもそんな気落ちしなくて良いんじゃない、A黙ってたら綺麗な顔してるし。俺が言うんだから間違いない｣
｢お礼を言うべきなのそれは｣
｢それにアイツが楽器以外にゾッコンになってる所見てみたい｣
好奇心旺盛すぎるだろ。たまに思考回路がサイコパスなのかとんでもないアホなのか考えさせられる時がある。ふとした時に名前出して意識させてみるわ、なんて躍起になる大光を見て、もう既に後先が心配になった。
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しあわせならあくしゅしよ(プロフ) - ☆さん» （ ; ; ）ありがとうございます！お待たせしてしま申し訳ないです、書く気力がじわじわ戻りつつあるので最後まで楽しんでいただければと思います･･････‼️ (11月1日 19時) (
レス) id: 8632b5f5bd (このIDを非表示/違反報告)
☆(プロフ) - すごく好きなお話です！更新楽しみにしてます💖 (10月30日 2時) (レス) id: 576c521bf5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うみ | 作成日時：2023年7月23日 21時
