12 ページ13
美琴side
至急、零ちゃんに言わなければならないことがあり零ちゃんの潜入先、ポアロに来ていた。
要件を言い終わったとき小さな男の子が来た
俺は見て分かった。その男の子は「演技」をしていて「失踪中の工藤新一」だと
『分かりやすい。言葉が気心ちないな』フッ
あの、大女優の仕込みだろうが俺には分かるんだよ。雰囲気もそこらの小学生と違うし
眼鏡も伊達だろう。素を隠すための
降谷「誰のことを言ってるんだ?」
零ちゃんなら、あの男の子の名前を知ってるな
『あの子、あの子の名前は知ってるか?』
降谷「あぁ。江戸川コナン、それがあの子の名前だ。」
……偽名か
俺はシャーロキアンではないが推理小説を
読み荒らしている
江戸川乱歩
コナン・ドイル
工藤新一は素人探偵だ
シャーロキアンに関しては詳しいだろう
何せあの元大女優と推理小説家、工藤優作の
息子なんだから。
降谷「黙り込んでどうした?あの子が気になるか?」
『あぁ。あの子は要注意人物だ。ボロを出すなよ』
俺らが公安だと言うことを
いずれかバレるだろうけど
降谷「分かってる」
『それと監視もしてくれないか?コップについた指紋も欲しい。』
工藤新一かどうかを
降谷「分かった。ついでに灰原哀のも採っておこう」
灰原哀?
多分だが女探偵から取った偽名か?
普通は「愛」だ
「哀」はあまり、全然使わない。
戸籍を調べてみるか
『助かる。要件はそれだけだ』
降谷「お前は戻るか?」
警察庁に戻るか、って話だろう。
俺は警察官になる前は情報屋だった
あの頃から、情報を集めていた。
『依頼があるから、元の職業に一時期戻る。』
俺が情報屋だったこと、警察学校組は
知っている。
降谷「そうか。何かあったら連絡をくれ」
『おう』スタスタ
その場から離れ
情報屋だった頃のアジトに戻り
埃だらけな部屋を掃除して
依頼を取り組んだ
『情報屋……再開しようか』
でもな、面倒くさいし。
情報屋を開くのは知人だけにしておこう
8人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:未来ーミクー | 作者ホームページ:http://uranai
作成日時:2019年9月6日 1時