前世ぶりですね、帰ってください。【ωrωrd】 (ページ27)

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▼私は｢逃げる｣に失敗した！ページ27

sya｢ん？Aさん、やっけ、も一緒にやるん？｣

『いや、私は』

gr｢ゾム並みに足が早いから気を抜くなよ。｣

『え、ちょ』

kn｢それほんまなん！？女子でゾム並みて、化け物やん…！｣

『おお？誰が化け物じゃごら。』

その間にトンちゃんが先生にメンバーを組んだ、と伝えに行っていて。
お、お？人権知ってるか？強制やないかい。

rb｢流石に女子一人は可哀想ちゃう？｣

味方がいるではないか！？眩しく見えるよロボロ君！！
て、あれ、ロボロ何処にいる。(伝統)

gr｢人前でベランダから降りれるぐらいの度胸があるんだ。｣

大丈夫だろう？と私を見て言う。あいつ笑ってるぞ。

『あの僕、今、花粉症だったり腹痛と腰痛と陣痛とかで、体調悪いっす。』

tn｢その様子なら大丈夫そうやな。｣

『ひとでなし！！』

頭痛は本当にするよ。誰かさん達のせいで。
最後の砦の大先生も、死んだ魚のような目をしているわよ。

gr｢…そんなに嫌なら辞めるか？｣

『…随分とわかりやすい挑発ですね。』

gr｢ふふ。どうするんだ？｣

ニヤニヤと下衆に笑う。ガムテで口黙らせたろか。

『生憎様、ここで辞退するほど女々しくないですから。』

gr｢っ！面白い。｣

ここで断るという選択もあったのだろう。
だがしかしだ、グルちゃんの挑発に負けた私には断るなんて出来ない。

ut｢A、ほんまに大丈夫なん？｣

『触れなければいいだけ。でも一応警戒はしとくよ(震え声)』

先生もこのメンバーに驚きなのか、何か言いたげだ。
でも、生徒会長様と副会長様の異論は認めないと言うばかりの視線には負ける。私だって怖くて腰抜けるわ。………………経験者だから分かるんだぞ。

sys｢宜しくな～Aちゃん。｣

『ちっす。』

kn｢ロボロなんでそんな大人しいん？存在まで小さくなってるで。｣

rb｢喧しいわ！！｣

zm｢流石、童帝。ワロス｣

sya｢まぁ、Aちゃん可愛ええからな。緊張してもしょうがないわ。｣

ut｢せやろ！｣

tn｢なんでお前がいばんねん。｣

うわ、ほんま前世と変わらんな。ゾムの一言で
トンちゃんの視線を冷たくなったなんて僕は知らないぞ。

もうすぐ始まる。………これ、体力の差で負けるよなぁ(死んだ目)
周りの歓声が増す。完全に目立ってるやないかい。
わー、私人気者ー(棒)
…私の輝かしい青春を返せ、この野郎。