前世ぶりですね、帰ってください。【ωrωrd】 (ページ20)

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止まってくれよ！！？ページ20

tn｢なんで逃げるんですかねぇ！？｣

zm｢追いつけへん…！！ひひっ！A速いんやなぁ！！｣

『ああああああああああ…追いかけないでええええぇ…』

あれから10分。未だに追いかけっこ続いてます。たしゅけて…
今は昼休みで授業は問題無いんだけど…

『ぐぇっ…けほっ、…………くっそ…！』

速さは互角だったけど、問題は体力なんだよ！
一応女子である私の体力ではここまでもったのが感動だわ！

こうなったら…！

『失礼しまぁああああああああああす！！』

勢いよくドアを開けて入る。

tn｢あ、ちょ！？ずるいで！女子トイレは！！｣

zm｢ほんまやで！鬼ごっこならへんやんか！？｣

『ゾム君は黙ろうか！とにかく帰ってください！』

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しゃあない、帰るで。とトンちゃんの声と共に2つの足音が遠ざかっていくのが分かる。

行ったか？っしゃあ！！勝った！

ドアに手をかける。
ちょっと待てよ。フェイクの可能性がある…？
いや、さすがに考えすぎか…？

イチがバチか！！！

ドアを開ける。

『いない…！よっしゃあ！！』

tn｢なに喜んでるんですかねぇ…。｣

後ろから聞こえてきた声に振り返る。
いつのまに…！？

『えっと…これはそのぉ…って、あれゾム君は…！？』

tn｢あいつなら女子トイレの窓から逃げることを考えてそっちで待機しとるわ｣

……………あれ、これ詰んでね？
冷や汗が流れる。すると、目の前にいるトンちゃんは溜息をついた。

tn｢別に、俺達はAさんを怒るとかしないで？ただ、話したかったんや。｣

トンちゃんは目を優しく細め苦笑して話した。
あ、イケメソ…………。

だかしかしだ。

『私からは何も話せる事はございません！！！！』

tn｢また逃げるんかい！！？！？｣