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返事はOKだった。
頬を赤らめながら、ずっと気になってたんだ。
と恥ずかしそうに頭をかく梅原くんを見て、
少しの罪悪感を覚えた。
どうだった?どうせ無理でしょ
と嘲笑うかのような女子達に、
貴「付き合う事になりました。」
と言うと、
女子達は少し不安そうな顔をした。
たちまち噂は広がり、
修学旅行の話題は私たちのことで
持ち切りになった。
何となく、私は初彼氏ができた。
1年近く付き合って、
大学が離れるから別れようと切り出した。
と言うのは建前で、
梅原くんに申し訳ないと思ったからだ。
大学が違うのは本当だけど、
お互いのキャンパスは近かった。
それも知ってた。
私も、梅原くんも。
当の梅原くんはあっさりと了承してくれた。
その少し寂しそうな笑顔は今でも頭から離れない。
罪悪感は消えることなく、
私は26歳になろうとしていた。
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えちあーと@更新遅刻(プロフ) - Twitterフォローさせていただきました!(えちあーとというものです!)このお話すごく面白くて大好きです!続きが凄い気になります!これからも更新頑張ってください! (2018年1月16日 21時) (レス) id: 33e26ecc09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:うた | 作成日時:2017年12月12日 19時