終焉まで、残り4日 ページ10
そして旅行2日目
inネズミーシー
「お父さん、大丈夫?」
一「あ、ああ……大丈夫だよ……」
只今お父さんが絶賛二日酔いで体調不良中。
「……お母さん、言い訳は?」
瑞樹「久しぶりの日本酒と洋酒で調子に乗って自分のペースに一期を付き合わせた上に潰してしまいました……」
だそうで……
普段からろくに親孝行もできていないので、せめて好きなお酒を……と思って日本酒と洋酒を三本置いておいたのだが、
お酒に強いお母さんが調子に乗って飲み、そのペースに合わせてしまったお酒に弱いお父さんを潰し、今に至るんです。
「も〜……旅行に来て二日酔いって……」
山姥切「お義父さん、大丈夫か?」
一「すまない、山姥切殿にまでご心配をおかけしてしまって……瑞樹がハイペースでよく飲むのをすっかり忘れていてね。」
「それで昔よく潰れてた(潰されていた)じゃない、お父さん」
一「ぐ、ぐうの音もでないね……」
瑞樹「本当にごめんなさい……」
「もういいよ。そろそろ私達園内を回って来るよ。薬研特性のお薬あげるから、これ飲んでちょっと休んでて。お母さん、付いていてあげて」
瑞樹「わかったわ。」
「じゃあ、行ってくるね。」
一「気を付けて行ってらっしゃい。」
「はーい」
山姥切「付いていなくて良かったのか?」
「お母さんが居るし大丈夫だよ。ただ、一つだけ……」
山姥切「?」
瑞樹「それにしてもAったら、どうして薬と一緒にピーチティーなんて置いておいたのかしら」
一「私が薬が苦手だと言うことを知っているから、だろうか……?」
瑞樹「まさか。さ、早く飲んじゃいなさい。」
一「ああ、ありがとう。……
ゴホッ、ゴホゴホッにっ、が、ゴホゴホッ!」
瑞樹「あーそういう……」
「良薬は口に苦し、ってね。」
山姥切「ああ……薬研特性の薬は即効性だが、味がちょっと……な。極度の甘党のお義父さんにはきついな」
「うん。飴ちゃん渡してくれば良かったかな……」
山姥切「お前が持っているのであればお義母さんも持っているだろう。それに、お義母さんが居るから大丈夫、なんだろう?」
「そうだね。よしっ!ネズミーシー、回るぞ〜!!」
山姥切「おー」
それから私達は全部のアトラクションに乗って、集合(閉園)時間ギリギリまでのんびりして
ホテル入り口に集合した。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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作者名:九条椿 | 作成日時:2019年4月6日 15時