元ブラック本丸の審神者がピリオドを打ちます！完結編 (ページ21)

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終焉まで、残り1日―４ページ21

※ここからミキの本丸の刀剣には"∮"をつけます。

(会話onlyでっす！！)

昼餉が過ぎて、各自それぞれの時間を過ごしていた。

「ミキ、ちょっと。加州君も一緒に来て。」

ミキ「？加州！」

∮加州「はーい」

in審神者部屋

「審神者長さん達には先刻通達をお願いして、多分ミキのところにも注意勧告がいっていると思うのだけれど、私からも直接話しておきたいの。加州君、君の今の練度はいくつ？」

∮加州「今は69です。」

「なるほどね。頼れる本丸の隊長って訳だ。」

∮加州「俺なんかまだまだですよ。数字だけの強さであって、仲間が居なかったらここまで来れなかったです。」

「そう思っている君の意思に気づいて皆がついてきてくれる。それが一番大事だよ。」

∮加州「……！ありがとうございます！」

「どういたしまして。さて話を戻そっか。注意勧告には目を通してくれた？」

ミキ「うん。『近日中、早くても今日の夕方に歴史修正主義者(敵)による大規模な襲撃が予測される。各自襲撃に備えておくように。』って」

「そう。本丸の結界の強化をお願いしたのは、敵の襲撃が予測されたから。そして、全本丸にお願いした約１日の遠征報告によって、襲撃予測日と規模が絞れたの。」

山姥切「だが、どこの本丸にどれだけ送り込まれるかわからない。だから急遽本丸どうしを合併したんだ。」

ミキ「少しでも戦力を増やすために？」

「それもあるけれど、安心するため、かな。」

ミキ「安心？」

∮加州「つまり、強者と共闘することで弱者の不安を和らげる、ってことですか？」

「そ。油断は禁物だけど、戦闘経験を多く積んでいる人が居てくれれば焦らず適切な対処がしやすくなる筈。」

ミキ「なるほど……」

山姥切「俺達は親玉を潰さなければならない。それは向こうも同じだ。と言うことは、ここにはかなりの軍勢、もしくは高練度の敵の襲撃が予測される。」

「ここからが本題ね。以上のことを踏まえて、ちょっとした作戦会議をするために二人を呼んだの。作戦会議って言っても、ただの役割分担だけどね。」

山姥切「ミキには皆の援護、手入れを頼みたい。加州はミキの護衛だ。」

∮加州「りょーかい！」

ミキ「援護って何をすれば……」

山姥切「難しいことではない。ただ刀装や疲労回復のものを配給するだけだ。少し危険だが、加州が居れば大丈夫だろう。」

∮加州「任せて主！絶対に守って見せるから！」

ミキ「うん！頼りにしてるよ！」