元ブラック本丸の審神者がピリオドを打ちます！完結編 (ページ18)

今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:23,419 hit

終焉まで、残り1日ページ18

あの時、と言っても昨日のことなんだけど、どうもどうやら、皆曰く、色とか字を国広なりに少し変えただけで根本は、私のノートと丸々一緒だったようです。

まあ、それは置いておいて、今日は各国で大規模なお引っ越しが行われております。

ミキ「A、お邪馬します♪」

「どうぞどうぞ、お邪馬してください～(*´∀｀)つ」

何故かと言うと、遠征報告を集計した結果、今全ての本丸に同時に襲撃されたら新人さん達が危ないのでは？

と言うことで、
「じゃあ、いっそのこと合併しちゃおう!」
言う結論にいたり、新人さんとベテランさんの本丸、中くらいの人と中くらいの人の本丸を合併する方向で各国の審神者長さん達に連絡したのです。

そしたらね、なんと言うことでしよう!!審神者長さん達が、合併する本丸を振り分けてくれたではありませんか!

あとでお菓子とお茶でも送っておこう……(徹夜してくれたみたいだし)

ミキ「A、私達、本当に同じ本丸に住んでもいいの？他のところは別々のところもあるみたいだけれど……」

「ん？ああ、全然いいよ。人数多くややこしいだろうけれどねww」

ミキ「そうだねww」

「あ、そうだ。あとで乱と秋田のところ行ってあげて。この前旅行に行った時にミキに、ってお土産を買ったらしくて、渡したいんだって。」

ミキ「それでこの前……わかった!引っ越しの片づけ終わったら行くよ。」

「うん。」

これならひとまず安心、かな。強い人達が一緒に居れば、不安になることも少ないだろうし。失われる命も最少限に、いや、無くなるかもしれない。

そんなことを考えていると、遠くから笑い声と長谷部の怒声が聞こえた。

うちの酒飲みがミキのところの不動を潰しにかかっているようだ。

「くすっ……もうやってるよ」

なんて言って笑っていると、急に眩暈がして縁側の床に手をついた。

それもそうだ。なんせ、全本丸の転送の霊力は全て私が負担しているのだから。

私が生まれて少しした時、
アノニモの最初の襲撃があった時から、審神者の霊力基準値が下がって、今の審神者の中には、基準値ギリギリで審神者と言う職を営んでいる人も多いんだ。

例えば、霊力の最大値が百だとすると、霊力に限界値がない人は１００以上、一番少ない人で２０。

とすると、本丸一個分を丸々移すのに必要な霊力は１５～２５。
霊力が少ない人にとったら死に至るレベルなわけで……ね