元ブラック本丸の審神者がピリオドを打ちます！完結編 (ページ1)

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終焉まで、残り一週間ページ1

約一年後_______

秋田「姉さん！ミキさんからお手紙が届いていましたよ！」

「ありがとう、秋田」

山姥切「ミキから？たまにLINEをしているじゃないか」

「相談事だけだよ。手紙は近況報告」

秋田「なんて来てますか？」

「また仲間が増えて、新しい合戦場にも行けるようにもなったけれど、検非違使が出て来て資源が枯渇しかけているからやりくりが大変です、だって」

山姥切「最初のうちはそんなものだろう。いずれは慣れてくるさ」

「そうだね」

あれから月日は流れ、私たちは中学校３年生となり、十日後には卒業式を控えています。(月日が流れすぎなのは気にしない！)

あの時の条件通りに私たちは対策チームに入ったけれど、新勢力に動きがないため、会議ばかりでそれ以外には特に無し。
まあ、良いことなんだけれどね。

見習い期間を終えたミキはこの本丸と同じ国に自分の本丸を持って、新米審神者として頑張っている。

うちの本丸の事としては、静形薙刀、南泉一文字、千代金丸、山姥切長義に豊前江、白山吉光らが増えて、またまた本丸の増築をした。
７７人+私と私の式神と愛刀を会わせるとかなりの多人数だったのね……
その間に極の修行に出て、強くなって帰って来た大太刀の皆。

二年の間に色々なことがあった。
私がこの本丸に来て審神者になって暫くしないうちにアノニモに襲撃されたり、ミキが見習いとして来たり、嫌だった学校に切国と国広、貞ちゃんと一緒に行ったり、家族が増えて……
それで、皆で一緒に強くなってきた。

え？春休みには何か無かったのか？
うん。ありましたよ、春休み。
私の要望通りに、あの桜の木の下で祝言を挙げて、お父さんとお母さんも呼んで夜が明けるまで宴をした。
次郎ちゃんにワインをプレゼントしたら大変なことになったけどね(^_^;)

それで、その二日後に切国と京都に新婚旅行に三泊四日で行った。丁度桜が綺麗に咲いていたから、人力車に乗って川沿いを走って貰った。夜の京都は凄く綺麗だったよ。夜桜が一番良かった！

始業式の６日前に切国が修行に出た。その時の状況を我が本丸の初期刀と初鍛刀の蜂須賀と乱に聞いたら、
「返事が無い。まるで屍の様だ。って言う状況だった」
と、口を揃えて言うんですよ！？乱ならともかく、蜂須賀がそんなことを言うのがビックリしたよ。