二十二日目 ページ24
今日は水曜日。
毎週水曜日はレイの本丸と演練をする。
ちょっとした近況報告も兼ねてるの。
いつもの集合場所、演練会場のエントランスの入り口から少し行ったところに、翡翠はレイの姿を探す。
暫くすると、腰よりも長く伸びた綺麗な金髪の女の子を見つけ、翡翠は左腕を大きく振った。
「あ、見つけた！おーい！レーイ！」
レイ「翡翠、先週ぶり。元気だった？」
「うん！……と言いたいところなんだけど、いろいろあってこの有り様で……。」
レイ「薬研くんから聞いた。大変だったよね。私達にできることがあったら何でも言って。私も鏡月も何があっても翡翠の友達だから。」
「……！うん！」
一期☆「伺いました、勇者のお役目のこと。災難でしたな。」
梅椿「ええ、本当に。ここ二日間、みんなとても辛そうにしている。けれど、誰一人として表には出さない。」
一期☆「皆、翡翠殿が一番辛いと言うことを分かっているから、ですか……。」
梅椿「時には大人のように気品高く振る舞うあの子でも、年相応に無邪気に笑う12の女の子なんだもの。それは赤子の時から見てきた私達が良くわかっているつもり。」
一期☆「私共も貴殿等には大いに世話になっております故、お困りの際はいつでもお力になります。」
梅椿「ありがとう、一期くん。」
審神者とその近侍がそれぞれ話をしていると、
『ただいまより、演練を開始します。只今端末に送信されたデータを確認し、試合会場に移動してください。』
と、館内放送が流れた。
それと同時にたくさんの本丸の審神者が移動を開始した。
レイ「翡翠、私達はＣ会場だよ。」
「うん。レイ、手加減なしだからね！」
レイ「ええ。恨みっこ無しの真剣勝負。今日は負けた方が勝った方にいつものソフトクリームを奢る。どう？」
「ぜっっったいに負けないよ〜！」
二人はとても楽しそうに和気藹々と話ながら会場に向かった。
梅椿「ああしていると、普通の女の子なのに……。
あなたはどうしてあの子を、いや、無垢な少女達を勇者として自分を守る使命を与えたの？神樹。」
一期☆「梅椿殿、我々も参りましょう。」
梅椿「ええ。」
審神者に続いてその近侍達も後をおった。
暫くして準備が整い、演練が始まった。
レイと翡翠の演練は他の本丸の審神者の中では密かな評判となっているらしく、毎週のこの曜日に演練のない多くの審神者たちが見に来る。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
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ラッキーカラー
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おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
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梅椿之姫(プロフ) - 星のアリアさん» 星のアリア様、ご閲覧ありがとうございます！鷲尾須美ちゃん達と同い年、と言う設定で進めていく予定では有りますが、皆様のご希望次第で変わると思います。 (2018年6月26日 22時) (
レス) id: 094ccbac9c (このIDを非表示/違反報告)
星のアリア(プロフ) - 勇者であるシリーズとの混合があまりないので嬉しいです、ちなみに鷲尾須美ですか？ (2018年6月26日 20時) (レス) id: 78a58b860d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：九条椿 | 作成日時：2018年6月21日 6時
