十九日目 薬研 ページ21
ここから、翡翠の本丸の刀剣は無印
レイの本丸の刀剣は☆が付きます
(どちらかの本丸しか出ない時は必ず無印です)
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薬研side
今俺っちは特別任務ってことで、レイの本丸に来ている。
いつものように玄関口の鈴をならせば、レイと美影が出てきた。
レイ「……薬研くん。おはよう。」
薬研「おはようさん、レイ。今日の近侍は美影か？」
美影☆「ええ、そうよ。ところで薬研、何か大切な用件があるんでしょ？」
おっと。美影にはお見通しって分けか。
薬研「ああ。翡翠の事でレイに伝えてくれって梅椿のお使いさ。」
レイ「翡翠……？何かあったの？」
薬研「まあ、な。」
さて本題、と行きたいところなんだが、ありのままに話してもよいものだろうか。
梅椿には全て話してくれって頼まれたが、話して余計な気を使わせちまうってのは、レイに悪い。
レイ「薬研くん、どうしたの？」
薬研「……レイ、今から話すことはさっきも行った通り翡翠の事だ。だが、この話を聞いても前と同じように接してくれるか？」
レイ「……ええ。」
薬研「助かる。レイは"勇者"って知ってるか？」
レイ「いいえ。今初めて聞いた。」
美影☆「確か、審神者とは違って政府や大赦ではなく、神樹に選ばれて敵から世界を守るってやつよね？」
薬研「ああ、その通りだ。翡翠は勇者なんだ。」
ああ……レイも美影もすげえ驚いてるなあ。だが、翡翠がレイにも話してないってのが意外だったな。
そして俺っちは梅椿に頼まれた通り全て話すことにした。
勇者のシステム、切り札となる満開とやらの代償、先日のバーテックスとの戦いによって翡翠が支払ったもの。そして今、翡翠がどうなっているかと言うことを。
美影☆「そんな……あまりにも残酷過ぎるじゃない。」
薬研「ああ。だが、不幸中の幸いとでも言うべきなのか、寝たきりは免れた。それは良かったと思う。」
レイ「……私達の、私とザックと鏡月のことは覚えてるの？」
薬研「梅椿によれば、消えた記憶は二年前の夏と四年前の春。消えた範囲もそんなに広くはないらしいから、大丈夫だと思うぜ。」
レイ「そう……。」
お、口元が少し緩んだ。忘れられていなくてほっとしたのか、嬉しくなったんだろうな。
忘れられるってのは、ちっとばかし、寂しいもんな。
薬研「それでな、俺っちから一つ頼みがあるんだが、良いか？」
レイ「何？」
薬研「明日はうちとおたくで演練をするだろ？だから____。」
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梅椿之姫(プロフ) - 星のアリアさん» 星のアリア様、ご閲覧ありがとうございます！鷲尾須美ちゃん達と同い年、と言う設定で進めていく予定では有りますが、皆様のご希望次第で変わると思います。 (2018年6月26日 22時) (
レス) id: 094ccbac9c (このIDを非表示/違反報告)
星のアリア(プロフ) - 勇者であるシリーズとの混合があまりないので嬉しいです、ちなみに鷲尾須美ですか？ (2018年6月26日 20時) (レス) id: 78a58b860d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：九条椿 | 作成日時：2018年6月21日 6時
