刀剣乱舞大好きな私がブラック本丸の審神者になっちゃった！肆 (ページ48)

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その百二十ページ48

乱「お姉ちゃん、一つ目の任務は？」

「先ずはにほどきを手伝ってあげて。そしたら……まあ昼餉まで適当に時間潰していてくれればいいよ」

乱「了解！ミキちゃん、行こ！荷物は僕が持つね」

ミキ「荷物位大丈夫だよ～」

乱「重いものは男子の仕事！」

仲いいなあなんて呑気なことを考えていると、お母さんから電話がかかってきた

「はいもしもし、芙蓉です」

瑞希『あ、芙蓉？明後日から学校だけど大丈夫？随分いやがっていたから実は虐められてたり授業が解らなかったり……』

「人間関係は上手くいってなかったけれど、勉強に関しては一切問題ないよ」

まったく、お母さんは心配性だなあ。元最強本丸の審神者でも子供に関係してくるとポンコツだ……

瑞希『そりゃあ心配にもなるわ。大事な一人娘だもの。八年間寂しい思いをさせてしまったのだから今からでも母親として何かしなくてはいけないわ』

「そんな……記憶を失っていた頃はなんて酷い親なんだろうと思っていたけれど、お母さんが私の為に寝る暇を惜しんでアノニモについて調べてくれたお陰で私も無事だったし、浦島も助けられた。でも、一番はお母さんが審神者になってお父さんやお兄ちゃん達と出会ってくれたことだよ。それで十分過ぎるよ」

瑞希『芙蓉……ありがとう。じゃあ頑張ってね』

「うん。お母さんもお仕事頑張ってね」

私はやっぱり幸せ者だ。お父さんやお母さん、お兄ちゃん達に出会えて、この本丸の皆に出会えたんだから

山姥切「芙蓉、コレが届いていたぞ」

「き、切国！？何時からそこに！？」

山姥切「お前がスマホを抱えてニヤニヤしている辺りからだな。言っておくが俺はきちんと声をかけたからな」

「に、ニヤニヤしてないし！幸せに浸ってただけだし！」

山姥切「さあ、どうだかな」

切国が意地悪だぁ……

一方、隣の部屋に居る乱とミキは荷ほどき中であった

ミキ「へぇ、乱は私が載っている雑誌全部見ていてくれたんだ」

乱「うん！ミキちゃん凄く可愛いし、スタイル抜群だからずっとチェックしてたんだ！」

ミキ「そうなんだ。でも私より芙蓉の方が可愛いし、スタイル抜群だと思うな」

乱「そんなこと無いよ！僕は二人とも可愛いし、スタイル抜群だと思う！でもお姉ちゃんってば全然おしゃれしてくれないの。動きにくいからって。絶対似合うのになぁ……」

(確かに凄くラフな格好していたな。仕事着なのかな)

乱「せめて普段着位おしゃれしていいと思う！戦闘時は別としてさ！」