刀剣乱舞大好きな私がブラック本丸の審神者になっちゃった！肆 (ページ5)

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その八十四 ☆ ページ5

父サイド

私たちは芙蓉の様子を見るために二振りの短刀と脇差を持って芙蓉が勤めているという本丸に向かった

瑞樹「この風景、なんだか懐かしいわね」

父「嗚呼。しかしこれはブラック本丸ではないだろう。何故ブラックが解除されていなかったのだろう」

瑞樹「その原因を確かめるためにも来たんじゃないの。……！一期、ちょっと先に芙蓉のところに行ってて！」

父「あ、瑞樹！」

瑞樹は何かを感じとったのか裏庭の方へ走って行ってしまった
しかし勝手に入るのはいただけないな。どうしたものか……

今剣「あ、一期さ～ん！いまからしゅつじんですか？」

岩融「何を言う今剣、蜜柑から出陣の命は出ておらぬし先刻帰還したばかりではないか」

今剣「そうでしたね。ならなぜいくさしょうぞくをきたままなのですか？」

父「ややこしくしてしまって申し訳ない。私は今は政府の役人である者の近侍でして、主人に先にあなた方の主の元へ行けと申し付けられたのですが流石に不法侵入は如何なものかと思い此処に居たのです」

岩融「そうか、そうであったか。うむ、ならば我らが案内しよう」

父「お手数をお掛けして申し訳ない、岩融殿」

岩融「何、我らも今から行くところであったのだ。気にするな」

父「ところでお二方は何をしに行かれるところだったのですか？」

岩融「嗚呼、短刀達と共に蹴鞠をしておってな。蜜柑も誘おうということになって我らが呼びに行くことになったのだ」

今剣「ねえさまにもけまりをいっしょにしてもらうんです！」

父「そうなのですね。お二方は主の事が余程好きなのですな」

今剣「ぼくたちだけではありませんよ！このほんまるみーんながねえさまのことがだいすきですよ！」

父(良かった。あの子がここでも嫌われていたらどうしようかと思った。それにこのお二方が言うのだからきっとそうなのだろう)

岩融「蜜柑、俺だ。今いいか？」

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今剣「……へんじ、ありませんね。もしかしたらいないのかもしれませんよ？」

岩融「おかしいな……蜜柑よ、寝てい(ﾊﾞﾀﾝ)蜜柑！？どうした！？」

父「！すみません、失礼します！」

「はぁ、はぁ……全部、思い出した」

父「芙蓉！大丈夫か！？どうした？何があった？」

「お父、さん……？う、うぅ……(ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ」

今剣「ねえさまどうしたんですか！？あなた、ねえさまをなかせたのですか？」

「お父さん、私、皆のこと、守れなかったぁ…」