刀剣乱舞大好きな私がブラック本丸の審神者になっちゃった！肆 (ページ31)

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その百三ページ31

伽羅ちゃんが修行から帰ってきて二週間。
いろんな子が修行に行ってそのたびに強くなってきた。それに加えて刀剣男士も日を増すごとに増えていった。
私も皆に負けられまい、皆を守れなくちゃ審神者になっても意味が無いと自分の心に言い聞かせて今日も第一部隊と白金台に出陣していた

「えいっ...っとこれで最後かな？」

浦島「流石だね姉ちゃん。極になっても勝てないなあ」

「浦島も流石だよ。前よりウンと強くなっているもの」

長曽根「俺たちの自慢の弟だからな！兄の俺でさえ手合わせで負けてしまう始末だ」

「ふふふ!...みんな、そろそろ帰ろうか」

皆疲れがたまっていて気が付かなかった。まだ敵がいることに。

そいつらは時間遡行軍とも検非違使とも違った。前にお母さんが言っていた審神者殺しのアノニモとかいう集団だと思う。それの薙刀が兼さんの背中を切り付けてやっと皆が気付いた

愛染「うあああーーー！！！！」

「国、俊...！皆...!」

敵がたまたま近くにいた浦島を担いだ

「まてっ！っはあ、はあ、浦島をどうする、つもりだ...！」

今誰も動けない。意識があるのは私と乱と兼さんだけ。その中でもかろうじて動けるのは私だけ。つまり今この状況で浦島を助けられるのは私だけ
そこら中痛い。でもそんなこと言ってる場合じゃない

アノニモ太刀「コノ脇差ヲ返シテホシクバ明日ノ夕暮レマデ二オ前一人デモウ一度ココ二来イ。サスレバコイツハ仲間ノモト二帰シテヤロウ」

そこまで聞いて私は意識を無くした。
幸い皆に御守りを持たせていたけれど浦島が連れていかれてしまった。これは私の責任だ

「っ！ここは...本丸、なのかな...」

薬研「お！やっと目が覚めたか芙蓉。全く驚いたぜ。すごい音がしたから見に行きゃあ全員傷だらけで倒れていやがる。ところで浦島はどうしたんだ？」

「浦島...っ！行かなくちゃ」

薬研「おい！行くってどこにだよ！」

「白金台」

薬研「まさかひとりでか？なら第二部隊を...」

「私一人で行く。でなきゃ意味が無いの。それに急がないと...」

さっき時計を見たら今は多分次の日の午後三時。夕暮れは午後五時くらいだから急げば間に合う

薬研「なんで一人で行くなんて言うんだよ！俺っちたちはそんなに頼りないか！？」

「そんなこと無い！」

薬研「じゃあなんで！」

「...それは言えない」

だって言ったらきっとついてきてしまうから

薬研「...じゃあ質問を変える。お前は何をかくしてんだ？」