刀剣乱舞大好きな私がブラック本丸の審神者になっちゃった！肆 (ページ23)

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その九十五ページ23

刀剣男士の正体は日本号、博多、毛利の三人だった。しかも皆血塗れで日本号に至っては片足が無い状態

「手入れしなきゃ！どっかあける所は……」

父「この牢、血錆びで脆くなっているから私が斬るよ」

「え、ちょっと待っ____」

言い切る前に自分の本体を抜いて牢を斬った……と思いきや

父「っ……執着心が強い人間だな」

毛利「結界が……！？」

蜂須賀「この霊力……まさか！」

乱「前任の霊力だ……」

彼らを閉じ込めて玩具にしていた前任の霊力が執着のあまりに邪気に変化したってことかな…？

瑞樹「芙蓉は気がついたかしらね」

「結界を破らないと日本号達も助けられないしこの本丸のブラックを解除することだって不可能、だよね？」

瑞樹「正解。蜂須賀、乱、力を貸して。前任の霊力が流れている貴方達の力が必要なの」

乱「勿論♪仲間をたすける為だもんね！」

蜂須賀「勿論喜んで」

？「おうおう、楽しそうじゃねえか蜂須賀、乱え！」

乱「え……な、んで此所に……」

蜂須賀「あ、貴方は……」

「あんた、何で此所に居るのよ！

前任、軽沢悠久(かるざわゆうき)！」

軽沢「あ？俺の本丸に帰って来て何がわりぃんだよ小娘。あーそっかぁお前此所が無くなったら居場所無いもんなあ？」

前任は高笑いした。
この人の言う事は正しい。皆と別れたら私はまた独りぼっちになる。でも……

「お前の帰るべき場所は此処じゃない……」

軽沢「あ？聞こえねえなあ」

「みんなを傷付けたお前の帰るべき場所は此処じゃない！！此処は私たち……いや、刀剣男士の皆の帰るべき場所だ！皆を散々優しくして陥れたお前みたいなゲスの帰るべき場所は牢屋だ！そこで一生かけて皆に償え！」

乱「お姉ちゃん……」

瑞樹「言うわね」

言いたいことは全部では無いけれど言った。
これでコイツが簡単に引き下がるとは思ってはいない。だって結界を態々張って日本号達を閉じ込めるくらいだもの

軽沢「面白いこと言ってくれるなあ、小娘が。だが俺は端からこいつらのことを只の"道具"としか見てねえ。優しくしてやったのはそうでもしねえとこいつら言うこと聞かねえからだよ」

プツン

私の中で何かが切れる音がした

「お母さん、その結界解いてもらっていい？水属性の結界だから」

瑞樹「え、ええ……」(あちゃぁ……スイッチ入っちゃったわか……軽沢、御愁傷様)

乱「お、お姉ちゃん……？」

「あーあ。こんな奴の為に大事な刀を汚したくは無かったんだけど………軽沢覚悟しろ」