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あれから数日の令和ロマンと楽屋が被ったある日
『当てつけかなんか?』
けむちゃんとたまたま会って2人でコーヒーを買って楽屋に向かうと、抱き合ってるイイダさんとくるま
抱き合ってるっていうか、くるまが抱きしめてる
『ほんまさあ、別によろしくやるのはええねんけど、場所考えてもらって良い?』
「Aこれは、」
『え?なに?別になんも思ってないよ、私ら“付き合ってない”やんな?』
「A」
弁解しようとするくるまを差し置いて口火を切れば、ケムに宥められる
「イイダさん、申し訳ないけど出て行ってもらって良い?」
「えー、でもはっきりさせたくないですか?今」
『はっきり?なにもさせることなんてないと思うけど』
「おっつ〜…あれ、イイダさん?やっけ、ども」
少し遅れて、湊人くんも入ってきてさらに空気がピリピリと凍りつく
「港さんは、くるまくんと別れたんですよね?」
「ちょっと、イイダさん…いや、別れてないから、別れたつもりなんてない。
今のも、イイダさんが転びそうになったのを支えただけで」
「でも、私がこの前港さんに押された話したら、くるまくん心配してくれたのに…港さんのことありえないって言ってたもん」
はあ、なんかもう疲れたな
『あの、もう良いんで。そういうことで。別れたつもりない?そんなん知らんよ、私は私のこと信用してくれる人しか信用したくないし、あと普通に付き合うてるまんまやったとしても、彼女おるのに他の子抱きしめてるとかありえへんな』
「だから、これは」
「悪いんだけど、イイダさんさ、正直空気壊してんねんあんた。とっとと出てってもらって良い?せっかくのミナロマの楽屋が台無しやんか、あんたのせいで」
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作者名:まみcan | 作成日時:2024年2月18日 1時