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-Juri Side-
全部俺がしてきたこと。
俺が悪い。
俺じゃどうしようもない。
そんなことを考えながら、とぼとぼと教室に帰った。
教室に入った途端、慎太郎が血相を変えて俺のところにきた。
『樹、白河さんが加藤さんに呼び出されてどっか行っちゃったらしいんだけど!!』
「は!? どこにだよ!」
考えるより先に足が走り出していた。
後ろから
『3階の空き教室かも!』
ってバカでかい声で慎太郎が叫んでいた。
俺が加藤刺激したから、こんなことに
空き教室に着くと、ハサミをもった加藤と、Aを抑えてつけるその取り巻き。
「A!!」
俺がそう叫んだと同時に、床にAの黒くて綺麗な髪が落ちた。
呆然としているA。
『残念。時間切れみたい。
みんな戻ろ?』
平然とした顔で教室を出ようとする加藤の腕を掴んだ。
「お前こんなことして、タダで済むと思ってんの?」
『私言ったよね? 樹がいる限りずっと続くよ、この先も』
そう言うと俺の腕を勢い良く払って出ていった。
呆然としゃがみ込むAに駆け寄る。
「A、どっか怪我してない?」
『大丈夫…』
そう言うけど、もう目には涙が溜まっていた。
「泣いていいから。」
そう言って抱きしめると、わんわんと泣き出した。
今までこんなに取り乱した姿見たことなかった。
俺に縋る腕はぷるぷる震えていた、相当怖かったんだとわかる。
「ごめん、俺のせいで…」
「ごめんな」
そう言うことしかできない。
俺じゃAを守れない。
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yuka(プロフ) - 不意に読み始めた物語、切なくて続きが気になって仕方ありません!!!次の更新も楽しみにしています!! (2022年8月2日 4時) (レス) id: 6a0e68cae9 (このIDを非表示/違反報告)
エリ(プロフ) - むちゃくちゃ面白くて引き込まれます😭幸せになって欲しい😭😭😭 (2022年7月23日 9時) (レス) @page20 id: 87769551eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:梅酒 | 作成日時:2022年5月27日 19時