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-Juri Side-
次の日
俺はどうしても許せなくて加藤を呼び出した。
『何の用？』
少し前まで俺のことが好きと言って顔を赤らめていたのに、今の彼女まるで悪魔みたいな顔をしている。
「わかってんだろ？」
『私が白河さんに嫌がらせしてるから怒ってるの？』
「そうだよ。
何でそんなことすんだよ。」
『何でって…』
俺の質問に彼女は笑い始めた。
『全部あんたが悪いんでしょ？
今まで散々人の気持ち弄んできて、そんなこと忘れたみたいに急にまともになったふり。
いっぱい色んな人傷つけてきたくせに、自分だけ幸せになれるとでも思ってんの？』
それは紛れもなく俺に向けられた恨みだった。
ああ、やっぱり俺のせいだよな。
わかってたけど、確信に変わるのは辛い。
「今までのことは悪かった。
でも、頼むからもうやめてくれ。」
俺は頭を下げるしかなかった。
なんて情けないんだろう
松村の言ってた通りじゃん。
『何で樹と白河さんの関係がわかったと思う？』
俺の謝罪なんかお構いなしに彼女は続ける。
『ある人が教えてくれたの。
樹だけじゃない。
白河さんだって人に恨まれてるんだよ笑』
『2人して馬鹿だよね。
絶対幸せになんかなれないのに、夢見ちゃて。』
「なあ加藤、お願いだから…」
『樹が白河さんの側にいる限り、私はずっとあの子を傷つける。』
「なんでそんなに…」
『好きだからだよ。
樹が好きだから。
どうでもいい女として忘れられるぐらいなら、嫌われてでも記憶に残りたい。』
「そんなの歪んでるだろ。」
『歪んでてもいいの。』
それだけ言うと彼女は俺の前から去っていった。
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yuka(プロフ) - 不意に読み始めた物語、切なくて続きが気になって仕方ありません！！！次の更新も楽しみにしています！！ (2022年8月2日 4時) (
レス) id: 6a0e68cae9 (このIDを非表示/違反報告)
エリ(プロフ) - むちゃくちゃ面白くて引き込まれます😭幸せになって欲しい😭😭😭 (2022年7月23日 9時) (レス) @page20 id: 87769551eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梅酒 | 作成日時：2022年5月27日 19時
