102 ページ3
Juri Side
結局Aが折れてくれて一緒に風呂に入ることになった。
足にできた大きなアザを見ると、相当痛かったんだろうな
俺のせいでって後悔の念が押し寄せてくる。
「そんな顔しないで。」
俺の腕にすっぽりと収まったAが、悲しそうにする。
俺の思ってること、多分伝わってんだろうな。
『ごめんな。』
「謝んないでいいよ。」
酷い目に遭っているのはAなのに、俺の方が弱ってしまう。
そんな俺をあやすかのように柔らかい手が背中を撫でてくる。
「ねえ、」
『何。』
「あたってる。」
『これは自分じゃコントロールできない。』
どうでもいい女なら絶対襲ってる状況だけど、Aが本当に大事だから理性が働く。
体を洗ってあげる時もできるだけ痛くないようにと優しく洗っていると
「くすぐったいよ笑」
なんて子供みたいに笑う。
全部が特別で、大切で。
どうやったらこの気持ちを伝えられるだろうか。
こんなに大事な人を傷つけられたことが殊更に許せなくて、どうしようない怒りが湧く。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1982人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SixTones」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
yuka(プロフ) - 不意に読み始めた物語、切なくて続きが気になって仕方ありません！！！次の更新も楽しみにしています！！ (2022年8月2日 4時) (
レス) id: 6a0e68cae9 (このIDを非表示/違反報告)
エリ(プロフ) - むちゃくちゃ面白くて引き込まれます😭幸せになって欲しい😭😭😭 (2022年7月23日 9時) (レス) @page20 id: 87769551eb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：梅酒 | 作成日時：2022年5月27日 19時
