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-12月24日-
「ごめん、お待たせ。」
『ううん、俺も今来た所だから。』
恋人たちが浮き足立つ街並み。
まさかクリスマスに過ごす人が北斗くんになるなんて、すっごく変な感じ。
『イルミネーションまでまだ時間あるけど、どっか行きたいところある？』
「じゃあデパート行って買い物がしたい。」
『わかった。』
日々の鬱憤を晴らすようにクリスマス限定のコスメやら、洋服やらを買い漁る私。
荷物は全部北斗くんが持ってくれてなんだか申し訳ない。
『こんなに買って大丈夫なの？』
「あーうん。
私の家、所謂お金持ちってやつだから。」
『正直だね笑』
「まあ年末年始も帰ってこないみたいだし、好きに買い物していいって言われたから。」
『親御さん帰ってこないんだ。』
私にとっては当たり前のことでも、やっぱり普通じゃないよね。
キラキラ光るアクセサリー売り場を見つめなるけど、心は1ミリも動かされない。
「夜ご飯どうしよっか。」
何となくこの話題が嫌で、私のことを心配そうに見つめる北斗くんには気づかないフリをする。
『レストラン予約してるから、そこ行こう？』
「予約してくれたの？」
『クリスマスはどこも混むからね。』
「ありがとう。」
北斗くんはどこまでも優しい。
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yuka(プロフ) - 不意に読み始めた物語、切なくて続きが気になって仕方ありません！！！次の更新も楽しみにしています！！ (2022年8月2日 4時) (
レス) id: 6a0e68cae9 (このIDを非表示/違反報告)
エリ(プロフ) - むちゃくちゃ面白くて引き込まれます😭幸せになって欲しい😭😭😭 (2022年7月23日 9時) (レス) @page20 id: 87769551eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梅酒 | 作成日時：2022年5月27日 19時
