完璧なフリはもうやめて (ページ43)

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-Juri Side-

森『じゅりー！！お前やばいぞ！！』

まだ朝だと言うのに教室に入った途端、慎太郎に馬鹿でかい声で呼ばれた。

「お前、朝からうるせえよ。」

森『昨日の放課後、体育祭実行委員の集まりあったじゃん？』

「あー言ってたね。」

森『3組は園子と"目黒蓮"が委員だったんだよ！』

目黒蓮、、

Aの周り彷徨いてる無駄にイケメンの奴か。

「あいつもいるんだ。」

森『あいつもいるんだ、じゃねえよ！！』

　お前余裕ぶっこいてると本気で白河さん取られんぞ。』

よくよく話を聞けば、かなり親密そうだった2人。

これから一緒の時間も増えるということで、俺に忠告してくれたのだと。

「別に余裕ぶっこいてねえよ。」

森『でも図書委員のやつも最近行ってねえんだろ？』

「それは今までの女と蹴りつけんのに忙しかったんだよ。」

森『えっお前本気じゃん(笑)』

「悪いかよ。」

今まで彼女ができようが、やりたい放題だった俺。

そんな俺を慎太郎はずっと心配してくれていた。

森『やっぱり白河さんは偉大だな！』

そんな話をしているとAが教室に入ってきた。

『私、偉大なの？』

「えっ、あー、いやこれはその、、」

森『白河さんはいつも頑張ってるねって話してたの！』

そう言って俺にウインクをしてくる慎太郎。

うぜえ(笑)

「まあ悪口じゃないなら良いけど。」

彼女はいつものようにクールな表情で授業の準備をしていた。