Gin【N.Kotaki】

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バーテンダーの中間さんは慣れた手つきでシェイカーを振り、お酒を作る









バーテンダーってカッコイイな……









淳｢お待たせ致しました。ピンク・ジンです

これ、ジンのほぼストレートなんで気をつけてください｣









そう言って目の前に出されたピンク色のカクテル









一口飲むと、その綺麗な色とは裏腹に、強いアルコールがかなりガツンと来る









淳｢お2人はカクテルにも花言葉のような意味があるのをご存知ですか？｣









望｢知らん！それ教えて！｣









淳｢例えば小瀧様が飲んでいらっしゃるマティーニ、それは〈知的な愛〉と言う意味があります｣









望｢ならピンク・ジンは？｣









淳｢ナルシスト｣









『……たしかに、小瀧くんっぽい』









望｢しゃーないやん、俺完璧やから｣









淳｢綺麗な見た目のものには裏側がある

……ピンク・ジンもそのうちの一つです｣









完璧男、小瀧望の唯一の欠点









【ナルシスト】









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