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流星「俺は、お前のこと手放す気になんかなれん。
お前がおらんくなった時、目の前が真っ暗になった。もうあんな思いはしたくない。」
忘れもせんあの日。
俺が暗闇に取り残された日。
足早な夕日が俺を責めたててるようで
俯いたひまわりが俺を嘲笑ってるようで
大毅 「ごめんっ…」
流星「なんて顔してんねん。
俺はお前のこと傷つけたいんじゃない!
なぁ、聞いて。
俺な、親に言ってん。男と付き合ってるって。
そりゃ最初はめっちゃ怒られたよ。親不孝者
って罵られた。」
父の怒鳴り声が脳裏によぎる
なぽ〜「でもさ…。認めてくれたよ。1年もかかっちゃったけど、俺は認めてくれたらお前を迎えに行くって決めてたから。」
しげの考えてることなんかお見通しやから。
やから、俺らを祝福してくれる人が1人でも多い状態でしげを迎えに来たかってん。
まぁ、肝心な親を説得するのに1年もかかってんけど…
大毅「俺ワガママやからもうお前のこと手放せんくなるけど、いいんか?」
流星 「当たり前やん。お前のワガママに一生付き合ったるから。」
大毅 「ごめん。手放せんくてごめん…。
愛してる」
流星 「俺も。」
今なら足早な夕日も俯いたひまわりも俺らを祝福してくれてるんちゃうかなって思える。
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作者名:さみみ | 作成日時:2019年6月3日 0時