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光に反射してキラキラと輝く水色の瞳と金色の髪。目も大きく、鼻も高くて、まつげが凄い長い。いや、うん。すごい長い。玄関ではよく見えなかったけど、この子もしかして美形なのではないか。というか、本当に赤ちゃん？と疑うほど顔が整っている。もしかしたら魔法で小さくされたのかもしれないと思い、手をかざすもそれらしき反応はない。
(こんなの絶対美少女か美少年に育つわ…)
頑張って伸ばされた小さな手に小指を当てる。すると、きゅっと握られてきゃっきゃっと嬉しそうに上下に振られる。何が面白いのか分からないけど、初めて笑った顔を見た。
「かわいい……」
心がポカポカと温かくなる。なんでだろう。魔法をかけられたわけじゃないのに。この頃の私は、まだこの温かい正体を知らなかった。
よし、ご飯つくろう。今日は気分がいいし、パスタにしようかな。
捕まえられた小指を離し、台所に立つ。宙に集めた水を沸かせてその中にパスタ麺を入れ、くるくるとかき回す。茹で上がるまで少し時間があるのでその間にお風呂を沸かそう。
バスタブの底を杖の先で触れながら呪文を唱えるとそこから水が出てくる。ある一定の量まで溜まったら止まる仕組みだ。
ゆったりとした曲調からアップテンポなメロディーを聞きながら洗濯を畳み、干す。今までにないくらい猛スピードでやるべき事を終わらせてしまった。
若干疲れを見せてきた兵隊たちにもう少し頑張ってと心の中で言う。心の中で言っただけであって口には出てないから何も変わることないんだけれど。
ゴブリンから貰った冊子の目次を開き、ミルクの作り方のページを探す。8ページ。あ、あったあった。
(意外と簡単そう)
まず、哺乳瓶をつくって消毒する。えーと、粉ミルクを入れてお湯で溶かす。……これ、どこまで入れるの？……あっ。哺乳瓶に目盛りつけるの忘れてた……！
「これで完成？えっ、人肌ってなに」
分からなすぎて『このままだと熱くて火傷しちゃうので、人肌と同じ温度にして飲ませよう！』と書かれたページを睨む。試しに中身を手の上に出してみると熱すぎて反射的に哺乳瓶が飛んでってしまい、ゴンッと床に大きな音をたてて落ちた。幸いにも外傷はなく、中身も漏れてないことに安心する。が、
「うえっ、うわあああああああん！！！」
音に驚いたのか再び泣き出してしまった。演奏していた兵隊たちもびっくりして音楽が止まる。
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あろま(プロフ) - 佛无さん» コメントありがとうございます！嬉しいです！涙は責任取って拭かせて頂きますね( ・ω・)つ［ハンカチ］ (2018年4月26日 5時) (
レス) id: 1d2227b96e (このIDを非表示/違反報告)
佛无 - 涙止まんないじゃないっすかぁああ (2018年4月14日 17時) (レス) id: c25a3a0724 (このIDを非表示/違反報告)
あろま(プロフ) - 星空りゅなさん» コメントありがとうございます！そうなんですゾムさんの話も考えてあります！メインとして出ない方もおりますが、全メンバー出せるように構成しています！是非お楽しみください！ (2018年3月25日 9時) (レス) id: 0dbea69be7 (このIDを非表示/違反報告)
星空りゅな - ふぁっ！？ぐ、グルッペンバージョン…だと！？嬉しいです！…ﾊｯてことはゾムさんもいつか…？(ｿﾜｿﾜ更新頑張ってください！待ってます！ (2018年3月22日 21時) (レス) id: 8876898f76 (このIDを非表示/違反報告)
あろま(プロフ) - 通りすがりの変人さん» コメントありがとうございます！実は完結ではないんです！この後にもほかのメンバーでの話をアップしていく所存なので、是非そちらも読んで頂ければ幸いです。最後の部分はどうまとめるか悩みましたが、そう言っていただけて嬉しいです！ (2018年3月13日 8時) (レス) id: 0dbea69be7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あろま | 作成日時：2018年2月19日 6時
