□ QUEENの称号 （７）

Σ 運命で、きっと必然 ページ28

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｢ …私、太ったかな？チャックきつい…… ｣


｢ 嘘つけや。むしろ痩せたと思うで ｣


｢ 忙しそうだったもんね ｣









本番前、人々が行き交うテレビ局で 6人がキラキラの衣装に身を包んで控えていた。









忙しない日々を送る彼等、


CDが爆発的大ヒット、デビュー後 初のツアー、メンバーの休養、自らの名前がついたロングランの舞台を走り抜け、それぞれがメディアにて活躍。CMにも多く出演した。




そして、デビュー1年目にして紅白初出場。









様々な事があったが、それを精一杯やり切った King & Prince

批判の声も少なくなかった。
それを乗り越え、彼等には沢山の応援の声が届く。









｢ 待って、私のイヤモニない！ ｣



｢ なんで本番前に言うんだよ… ｣



｢ あると思ってたの〜！やばい、やばいっ ｣



｢ 歩いてきた所辿っておいで。俺らも探しとくから ｣



｢ うん…、あ、あった。 ｣









ポケットから出ていた片方のイヤモニ。


本番前にぴりついていた空気が、佐伯によって一気に解れる。





慌ただしく動いていたスタッフも、思わず頬を綻ばせた。









｢ も〜、Aってば。おっちょこちょい！｣


｢ かいちゃんに言われたくない ｣


｢ は、冷た。急に冷た！ ｣


｢ うっそぴょーん ｣









｢ A！海人！本番始まるからはやく！ ｣









**






6人がステージにあがると、会場が割れんばかりの歓声で包まれる。


岩橋が不在なのが悔やまれるが、ファンも、メンバーも。彼の帰りを待っている。









｢ ──── キミは、シンデレラガール ｣









彼等を照らす 眩いペンライト

隣には唯一無二のメンバー達、






夢にまで見た景色が、そこには広がっていた。









5/23

King & Prince が、世に羽ばたいた日









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King & Prince、デビュー1周年おめでとう。King & Princeに関係する全てが幸せで溢れますように。

─── 2019/05/23

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