□ QUEENの称号 （７）

Σ ページ17

. K 視点






｢A 電話出ないんだけど起きてるかな…｣

｢昨日遅くまで飲みに行ってたみたいやしなぁ｣








朝から、俺たち4人は 収録、

途中で 別仕事の廉と合流する。


あと揃ってないのはAちゃんだけ。









次の仕事場への行き道で Aちゃんの家の前を通るらしく、現地集合ではなく そこでAちゃんを拾っていくみたい。




駐車場に止まった車内では 神宮寺と廉が一向に降りてこないAちゃんに、心配して 連絡を入れていた。









｢俺、迎えに行ってくるわ｣

｢おん｣









痺れを切らした岸くんが車を降りていく。

慣れたようにパスワードを入力して部屋に入って行った。








.


.








数分後、Aちゃんをおんぶした岸くんがマンションから出てきた。

まだ寝惚けてて、それも寝起きのまんま。








｢取り敢えず 歯磨きだけしてきた！｣

｢岸くんがしたの？｣

｢うん、全然起きねぇんだもん｣





｢めっちゃ寝起きやん。A〜？起きてるか？｣







廉が顔を覗き込みながら 問いかけると、辛うじて頷いたのがみえる。








｢…Aちゃん！おはよう！｣


前に座ったAちゃんに、俺も身を乗り出して話し掛けた。









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続

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