□ QUEENの称号 （７）

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｢このテーマどういう事？｣

｢カンペに佐伯さんの恋愛観を探ってほしいって書いてますよ｣

｢末澤ばり緊張してるやん 笑｣

｢やめろやぁ！｣






｢じゃあ、僕がいまから質問して行くんでそれに答えて下さいね｣

｢はーい｣









素直に頷いた佐伯に、末澤と室がこそこそと話し込む。大西がそれを指摘すると、" 末澤が可愛い可愛い煩いねん " とひと言。





それを聞いた進行役の西畑は

なら、俺の代わりに質問読んでや、と台本を手渡した。









｢え、え、まじで？｣

｢末澤くんはーやーくー｣

｢佐伯さんちょい待ってください。大吾覚えとけよ！｣





｢…一問目。長く安定した恋愛か激しく燃えるような恋愛、どっち派？｣

｢安定…かなー｣

｢ここにおるメンバーで言うたら誰とかあんの？｣






末澤の席に座った西畑から飛び出た質問に、佐伯は首をひねった。

ひとりひとり顔を合わせ、少し考え込む。









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｢んー…まず、末澤くんは激しそう｣

｢ちょ、その言い方やめて 笑｣

｢佐伯さん俺の事落とそうとしてるやん｣

｢ち、違くて！｣









末澤くんは手を引いて刺激的な体験をさせてくれそう。

これが佐伯のイメージする末澤なのだ。






そして、佐伯の導き出した応えは…









｢なんだかんだ言って丈くんかな｣


｢出来レースや！｣

｢まあまあ 龍太くん考えてみてや。Aって22歳やで？みっちーとか流星に手出したら犯罪やん。やから敢えての丈なんやで｣

｢僻むなや！見苦しいぞ！｣









後列が揉み合いになり、何故かスタジオの真ん中に藤原、向井、室が出てくる。

うわ〜っと 喧嘩(の振り)をする３人は 佐伯に目配せをする。それを察した佐伯が飛び出してきた。









｢ジョウ、リュウタ、コージ！私の為に争わないで！｣

｢ ｢ ｢ お前の為ちゃうわ！ ｣ ｣ ｣



｢また仕込んできてるやん！｣









暫く続いた茶番、それを終わらしたのは西畑により耳打ちされた道枝の

" Aさんが好きなんは俺ですよ "




このセリフで幕を閉じた。





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