カクテル 05 ページ5
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｢ミサ、私そんな約束…｣
｢A 那須と寝たの！？嘘だよね！？｣
｢ゆ、揺らさないで…｣
肩をぐわんぐわん揺らされ、二日酔い真っ只中の私は死亡寸前。
ミサはきゃっきゃとひとりで盛り上がってるけど、
私、那須くんと約束なんてした覚えないよ？あの後、ホテル代を払ってくれた那須くんにお礼を言ってすぐに別れて…
…まさか、ホテル代返せ的な？
｢さっき那須くんと会ってね、Aに伝言頼まれたの。ゔゔん…今夜20時に昨日の居酒屋があったビルの上にあるBARに来てください…だってぇ！｣
ご丁寧に物真似付きで伝言を伝えてくれたミサは ｢いいなあ、｣｢那須くん顔ラン高すぎだよぉ｣とぼやく。
｢那須め…高校時代はヘタレだった癖に！｣
｢知り合いなの？｣
｢腐れ縁ってやつかなあ、小中と塾が一緒で高校はずーっと同じクラスだった。
那須はね、もうほんとね、女の子に慣れてなさすぎて1回も浮いた話聞かなかったのに！なんでよりによってAなの！？｣
なんでって言われてもな…？
荒れる飛貴に｢今日飲みに行けなくなったね｣と言うと更に荒れた。めちゃくちゃ荒れた。
…せっかくだし、一回帰って服着替えようかな。
飛貴に那須くんの好みを聞くと、なんで俺に聞くんだよお、と泣きそうになっていた。
ごめんね飛貴。ちょっと遊んだ。
｢Aってそういうところあるよね…まっ、そんな所も好きだけど！｣
｢…無難にいくかあ｣
｢無視しないでよ〜！｣
もう、飛貴うるさい！
いつもは全然そんな事ないのに、心做しか那須くんを意識してる自分にびっくりだ。…ただの気まぐれだけど、ね。
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Mappy(プロフ) - 最後の場面とっても素敵ですね！ 思わず二度読んでしまいました (2020年3月21日 23時) (
レス) id: dbbbb4e0c8 (このIDを非表示/違反報告)
pii27(プロフ) - いつも更新楽しみにしてます！飛貴くんとくっついて欲しいような気もしちゃいます笑！ (2019年10月9日 13時) (レス) id: 55d6c8d2d6 (このIDを非表示/違反報告)
まお - 続きが楽しみです！ (2019年9月23日 9時) (レス) id: 4581f1bec1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蕎麦リアン
| 作成日時：2019年9月21日 20時
