燦々と 30 ページ30
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｢あ｣
｢落ちた！｣
偶然にもふたりの声が重なった。
落ちたのはほぼ同時で、涼ちゃんと顔を見合わせる。
｢これは引き分けだなあ、もう一回しようにもあと1本しかないし…｣
｢…涼ちゃん、話すから、私の手握っててくれない？賭けのお願い、それでいいから｣
｢ふは、甘えん坊さんだなあ。そんなん、お願いされなくてもいくらでもやってやるよ。｣
ぐっと固く握られた右手、
線香花火が消えて星の光だけが私達を照らす。中々話出せない私、手には次第に汗が滲んでいく。…ああ、そうだ。あの日もこんな夜だった。
｢私ね、妊娠してたの、｣
｢それは…誰の？｣
｢当時の彼氏…って言っても最近なんだけどね。私、赤ちゃん殺しちゃったの、彼はね、私達よりも自分の将来の方が大切なんだって｣
彼の両親から渡された茶封筒
中にはお札が入っていて。すぐに察した。連絡が取れなくなったのも、妊娠を告げた時どこかに電話していたのも。
目尻から涙が溢れる。
ここに来て涼ちゃんと出逢って、優斗と瑞稀と沢山思い出を作って、もう吹っ切れたはずだったのにまだまだみたい。
彼と一緒だった最後の夜も、今みたいに星達が私を見守っていた。
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蕎麦リアン(プロフ) - ありがとうございます！嬉しいです、、紅一点系はもう占ツクでは書く予定ないです、すみません(´･_･`)Twitterでちまちま書いていけたらなあって感じです。 (2020年2月15日 17時) (
レス) id: 23fbb8caff (このIDを非表示/違反報告)
みる - またハイハイやキンプリの紅一点モノを書くご予定はありますか…？蕎麦リアンさんの紅一点、大好きなのでまた書いて欲しいです！(;o;) (2020年2月14日 18時) (レス) id: eb3522528a (このIDを非表示/違反報告)
蕎麦リアン(プロフ) - 未彩さん» ありがとうございます…！ちまちま更新ですが最後までお付き合いください(;_;) (2019年8月25日 19時) (レス) id: 23fbb8caff (このIDを非表示/違反報告)
未彩(プロフ) - このお話、大好きです！更新頑張ってください！ (2019年8月20日 0時) (レス) id: 12bfb39f46 (このIDを非表示/違反報告)
蕎麦リアン(プロフ) - ゆとぴさん» コメントありがとうございます〜！(; ;) ノロマ更新ですがちまちま頑張ります！ (2019年7月24日 2時) (レス) id: ef034c0120 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蕎麦リアン
| 作成日時：2019年6月22日 20時
