オネダリ中毒【Yuto.t】

お願い 13 ページ13

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｢Aー？どした？｣


｢…アキちゃん、男の人ってどんな時にむらむらするの？｣


｢………は？｣








アキちゃんはきょとん、と目を真ん丸にして 優斗先輩と何かあったの？と聞いてきた。…鋭い。









なんか、あったというか…、

優斗先輩の家に行ったあの日から妙に意識してしまっていて、なんだかむず痒い。



急に私を追い出した優斗先輩の気持ちなんて、幾ら検索しても分からなくて。









あの日あった事を少し端折って伝える。









｢なんで急に追い出されたんだろ… 私、何かしたかな？｣



｢…馬鹿なの？無防備にも程があるでしょ｣



｢なっ、え？｣



｢一人暮らしの男の家に行ってご飯を作って髪を乾かしてあげた？むしろ優斗先輩は我慢した方だよ、もう…！やってる事彼女じゃん！｣









怒った様子のアキちゃんは、続けて

襲われたらどうするの？ホテルに連れ込まれるどうこうの話じゃないよ？と言った。









襲われる…？

一瞬だけ、脳内に流れた映像。







…さいあくだ、
自分でも分かるくらいに顔に熱が宿る。









｢A、顔真っ赤だよ｣



｢…今日 一応謝っとく。シフト被ってるし｣



｢そうしなー。誘惑してごめんなさいってね｣



｢、アキちゃん！｣









あー、もう。

講義を受けている時も ふとした瞬間に、私を見る優斗先輩の顔が過ぎってしまって。









もやもや、むずむず

…私、なんか変だ。








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