□ 拡声器で愛を叫ぶ【K.Y】

…（K視点） ページ29

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｢…岸くんにやけ過ぎ｣


ぐうじさんに指摘される程 ゆるゆると緩んだ俺の頬


しょうがないじゃん、

デートのお誘いだよ！？？




｢デートって言ってるの岸くんだけじゃないの？｣

｢バッカ、LINEに書いてあんだよ｣




証拠として 端末の画面を見せると、驚いていた。


デート…もう響きが良いよね




｢そういえば今日転校生来るんだって。可愛い子が良いな〜｣

｢こんな時期に？｣






｢はい、HR始めるよー。座れ座れー｣




健人先生が来たことにより、自然と会話は終わった

…転校生かぁ。特に興味ないな。





｢皆知ってると思うけど、今日は転校生が来てます。騒がないように｣

｢平野くん、入っていいよー｣




男だ、ぐうじさんどんまい



勢いよくドアが開いて 転校生が姿を現す。





｢…はいっ平野紫耀です。みんなよろしく〜｣




…イケメンだ！
ふにゃっとした笑顔に筋肉質な体

女子の目がギラッと光った気がするのは俺だけ…？




｢じゃあ軽く質問ターイム！はい挙手！｣


｢はーい！筋肉凄いけど何かスポーツしてるの？｣



おお、それは気になるかも


｢俺筋肉質やから歯磨きするだけでもつくんよな、スポーツは昔バドミントンとダンスしてた！｣



…歯磨きしてて筋肉つくってどういう状況だよ




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