□ 拡声器で愛を叫ぶ【K.Y】

… ページ16

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｢れん、はやっ…｣





これ自転車？


とんでもないスピードで走り抜ける廉

落とされないように、細い腰に必死で抱き着く








｢ん？あれ拡声器のヤツ？｣

｢岸の事？…ほんとだ｣




廉の背中から顔を出して覗いてみると、猛ダッシュをしている岸の姿。



…寝癖やば
察した、寝坊したんだね。同士よ。







｢岸 ばいばーい｣




通り際に 手を振る

まあ一瞬だったから気付いてるか分かんないけど。






｢ 彼氏！？？？！｣



…後ろから大きな声聞こえてきたから 気付いてたみたい。


あと彼氏じゃないよ、幼馴染みだよ。




後でめちゃくちゃ聞かれるんだろうなぁ…。

のちに来るであろう未来に嫌気が差した。






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｢、セーフ！｣

｢アウトだよ馬鹿｣

｢風磨せんせ 暴力は良くないよ｣

｢カップルで仲良く遅刻とはいいご身分だな？｣

｢カップルちゃいますって。こんなどんくさ野郎｣




結局学校に着いたのは HR途中

滑り込みセーフかと思ったけどダメだった。









｢もーいいから席つけ｣

｢はーい｣

｢あ、これお母さんから預かってた弁当｣

｢んー廉ありがと｣









｢…イチャつくなはよ席座れ｣







イチャついてないです…。


言い返そうとしたけど
風磨先生 怒だから辞めといた




うむ、我ながら賢明な判断。


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作者単純なので 評価下されば更新率あっぷします。単純なので。(２回目)

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