ほざくな、ぼけ【R. N】

不憫 １０ ページ10

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…おい、廉

これもしかするかも知れないぞ。







｢元カレはちゃんと好きだったの？｣

｢んー分かんない。でも キスしても嫌じゃ無かったし好きだったのかな？｣









廉を傷つけたくないから、付き合わない。


Aちゃんはそう思ってるみたいだけど、廉は付き合えただけで 幸福度MAXだから。空飛べるレベルだから。



( 報われないなぁ… )









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｢！廉シュート決めたよ、シュート！｣

｢…あ、手振ってる｣








0-0の中、一発目の点を決め こちらにＶサイン。




んで、すました顔で手を振る廉

俺には分かってるよ、内心めちゃくちゃ飛び跳ねてるの。












｢廉凄いなぁ。帰りジュース買ってやろ｣

｢俺ら２人で先に帰ってるから 廉の事待っててあげなよ｣

｢んー…じゃあ、｣

｢えぇ？一緒に帰ればよくない？｣









あっ 馬鹿、ながつ！

そう思った時には 時すでに遅し。







｢それもそうか｣ と納得してしまったAちゃん。


…廉、ごめん。ふたりきりにしようとしたけど無理だったわ。









｢まあ、廉の事真剣に考えてやってよ。真っ直ぐで良い奴だからさ｣

｢…そうだね、近々。｣









そろそろ 廉が可哀想だ。

はやく、自分の気持ちに気付きなよ。Aちゃん。









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