ほざくな、ぼけ【R. N】

不憫 １８ ページ18

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｢おおおお…｣





胸がドキドキと 高鳴る。


何故かと言うと、Aから 外に来てとLINEがあったから。





これ、あれやんな。な、な、


こくはく！！やろ！






だらしのない緩んだほっぺを １発叩いて、汗を拭き取り外に出る。

…なんか、めっちゃ見られるやん。




俺、有名人？









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｢A｣









指定された場所に向かうと、既にAが待っていた。





その小さな背中に 声を掛ける。

くるりと 髪をなびかせて振り向いたAは いつもよりほっぺが赤い…気がする。









なんて切り出そうか、


ごくりと唾を飲み込んだ瞬間、Aが口を開く。











｢廉。いつも通りかっこいいね｣


｢…じゃあ、付き合う？｣









普段となんら変わりのない言葉


でも、いつもと違うのは 俺達の距離





控えめに手を伸ばすと、ぐっと引き寄せられた。









｢付き合ってあげても、いいよ｣


｢、｣









にやり と笑ったAに、思わず言葉が詰まる。





これ、立場逆ちゃん！

俺 もっとかっこよく告白するつもりやったのに！！！！







火照った頬は 治まる様子がない。









｢ほんま、可愛い｣


｢うん。廉も最高にかっこいいよ｣









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