ほざくな、ぼけ【R. N】

不憫 １５ ページ15

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｢忘れもんしてない？｣

｢してへん！｣

｢ん、頑張りなよ｣







いよいよ 決戦の日、

風で崩れるのに、妙に気合の入った廉の髪型にひと笑いし 送り出す。






俺の隣には 勿論Aちゃん

廉が行く直前、何かを言っていたけど よく聞こえなかった。









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｢Aちゃーん！｣

｢平野くーん、こっちこっち｣








…嘘でしょ、笑



試合が始まる直前、
誰かが来たかと思ったら 例のヒラノくん。



確かに、廉に負けず劣らずのイケメン。









｢顕嵐くん、一緒に見ていい？｣

｢いい、けど…どういう関係？｣

｢俺とAちゃん？友達やで！｣






あれから数回遊び、お互い 恋愛感情はなくなり、友達になったらしい。


廉、良かったね。








｢レンくんって、俺がナンパした時に乱入してきた子やんな｣

｢そーそ、数時間後にはAちゃんの彼氏だから｣

｢ふは、そうなんや。あん時から敵対心バチバチやったもんね｣








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